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安全運転啓発「碧志摩メグ」と協力 志摩自動車学校

「碧志摩メグ」を起用した交通安全啓発のポスター=志摩市阿児町鵜方の志摩自動車学校で

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 志摩自動車学校(志摩市阿児町鵜方)が、交通安全啓発や学校運営に地元のご当地キャラクターを取り入れている。あおり運転などの危険運転が社会問題になる中、若者に交通ルール・マナーへの関心を高めてもらう趣旨という。地方の自動車学校として、個性を打ち出す狙いもある。

 「左右確認!早めのライトと反射材」。校内に入って目に飛び込んだのは一見アニメのようなポップなポスター。海女の格好の“少女”が呼び掛けるのは、基本的な交通ルールだ。ポスターだけでなく、同校のホームページや、運用する会員制交流サイト(SNS)にも多数出演している。

 “少女”は伊勢志摩のご当地キャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」。志摩市非公認ではあるものの、「萌(も)えキャラ」としてSNS上で根強い人気があり、グッズも販売されている。キャラクターの運営会社「MARIBON」(四日市市)の協力で、九月から同校とのコラボレーションが実現した。

 キャラクター起用の背景には、若者の交通ルールへの関心の低さがある。同校の担当者は「今の若い人にとって、自動車学校は単に免許を取る場所であって、交通規則を学ぶ場所という意識が薄い」と話す。全国であおり運転による事件に注目が集まる中、サブカルチャーの力を借りて交通ルール順守の重要性を学んでもらうのが狙いだ。

今回新たに作製した、「碧志摩メグ」をデザインしたかばん

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 一方で、起用には別の側面もある。同校によると、人口減少に加え、免許を進学先や就職先で取得する傾向が強まり、年間の入校者は二十〜三十年前の半分以下まで落ち込む。

 同校はキャラクターを集客にもつなげようと模索している。入校者に配布する教本を入れるかばんに、キャラクターをデザインするなど、「SNS映え」を意識したグッズも作製した。担当者は「効果はまだ分からないが、地方の自動車学校として運営していくために、少しでも独自色を出したい」と話している。

 (須江政仁)

 

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