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前原澄子さん死去、県立看護大の初代学長  

県立看護大初代学長の前原さん=津市夢が丘の同大で(2004年9月9日撮影)

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 県立看護大(津市)の初代学長を務めた前原澄子さんが、五月十九日に死去していたことが分かった。八十二歳だった。一九九七年の開学から八年間、看護大の基盤づくりや看護職の人づくりに功績を残した。

 前原さんは横浜市出身。東大を卒業後、病院現場に三年間出た以外は研究一筋を歩んだ。専門は母性看護学。千葉大看護学部長などを経て、看護師や保健師を養成する単科大学として開学した県立看護大の初代学長に就任した。

 「日本一の看護大学に」を掲げ、地域に貢献できる大学を目指した。その中心拠点として地域交流研究センター(現地域交流センター)を設置。県内の医療機関で働く看護職の研究活動支援や市民向け公開講座の開催などに力を注いだ。九九年に設立された日本母性看護学会の会長も務め、看護学の発展にも貢献した。

 二〇〇四年、本紙の取材に「高い技術と倫理観を持った人を養成したい。人材を育て、県内の病院で活躍してもらうことで医療の質が高まり、自然と良い看護師が集まる」と話していた。学長を退いてから京都橘大の初代看護学部長を務め、その後、同大名誉教授となった。

 県立看護大は最新号の広報紙で「開学間もない本学に集った教職員を束ね、県下唯一の公立四年制看護大学の基盤づくりに手腕を発揮された」と追悼。「三重の看護を引っ張っていけるのは本学だという意識を持ってほしい」という前原さんの思いを「改めて心に刻みました」としのんだ。

 

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