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飯南高美術部の緑茶ラテアートに新作 深緑茶房でアイスラテ提供

アザラシが描かれたアイス緑茶ラテアート=松阪市の深緑茶房で

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 茶の産地として知られる松阪市飯南町粥見の農業生産法人「深緑茶房」の日本茶カフェで、アートを施した緑茶ラテを販売している近くの飯南高校美術部が、八月末から新作の「アイス緑茶ラテアート」を提供している。構想から一年。試行錯誤を重ね、まだ暑い季節に間に合わせた。生徒たちは「見た目も涼しげ。若い人たちが飯南に足を運ぶきっかけになれば」と話す。

 ふわふわに泡立てられた牛乳が、緑茶粉末を牛乳で溶いた冷たい緑茶ラテの上に注がれた。六日の日本茶カフェ。生徒がカップの中の真っ白なキャンバスに、針を使って濃い緑茶と食紅をのせていく。三分もするとスイカを食べるアザラシの絵が浮かんだ。白シャツに松阪木綿のネクタイ姿の生徒四人は、次々と飛び込む注文を調理と提供を手分けしてさばいていった。

 美術部は三月末から週に一回の頻度で、カフェの午後四時の閉店後の時間を使って、生徒たちだけで客に緑茶ラテを販売してきた。接客を学びながら美術部ならではの方法で、地元特産の茶をPRするのが目的。これまでは温かい緑茶ラテに、泡立てた牛乳を注いで提供してきた。

新作のアイス緑茶ラテアートを提供する生徒ら=松阪市の深緑茶房で

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 アイスラテは昨年七月から構想していたが、蒸気で牛乳を温めるホットのようなコクを出せなかったり、冷えている分、味の印象が変わったりして開発が難航していた。今年の夏休みに試作を繰り返して、乳脂肪分の高い牛乳を使ってコクを出し、緑茶粉末や砂糖の分量を工夫することで商品化にこぎつけた。

 二年の阪口穂香さん(17)は「深緑茶房さんの評価にも関わるので、まずいものは出せなかった」と苦労を振り返った。

 接客の向上にも力を入れている。地元の茶のことを客に詳しく説明できるように、深緑茶房の日本茶インストラクターから特産の深蒸し煎茶の製法や、おいしい入れ方も学んでいる。一年の小坂百合菜さん(16)は「まずは自分たちが知識を付けて、お客さんとの会話の中でも飯南の茶の魅力を伝えたい」と話す。

 アイスラテは九月末まで。ホット、アイスいずれも税込み三百五十円。九月中は十二、十七、二十七、三十日の午後四時から五時まで提供する。

 (水谷元海)

 

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