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県北部に記録的な大雨 道路冠水、交通網に影響

土砂崩れの影響で戸や柱が崩れた民家=東員町長深で

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 県内は大気の状態が不安定になり、四日深夜から五日未明にかけて、北部を中心に記録的な大雨に見舞われた。一人が死亡、一人が軽傷を負い、高速道路で土砂崩れが発生するなど交通網にも影響が出た。

 津地方気象台によると、四日市市山城では五日午前零時五十分までの一時間に一二一ミリの猛烈な雨を観測し、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表した。五日午後四時四十分までの二十四時間の降水量は、四日市市で二二二・五ミリとなり、平年の九月分の八割を超える降水量を記録。大紀町でも二〇三ミリを記録した。

 いなべ署によると同日午前八時二十分ごろ、いなべ市大安町梅戸の鉄道高架下の道路で、トラックが水没したと通報があった。四日市市の運転手男性(50)が救助されたが、死亡が確認された。東員町では土砂崩れで住宅一棟が半壊し、住人の七十代女性が破損ガラスで顔を切る軽傷を負った。

 東員町を流れる三孤子(さごじ)川では堤防を越えた水があふれた。同町や桑名市多度地区などで複数の土砂崩れが発生。土砂が道をふさぎ、車が埋まる被害も出た。四日市、桑名、いなべ、鈴鹿市、東員町で床上浸水が十六棟、床下浸水が三十棟発生した。

 東海環状道と新名神高速では、道路脇で小規模な土砂崩れが起き、通行止めが発生。国道、県道、市道の約三十カ所で、高架下の道路の冠水や土砂崩落などで通行止めが発生した。

 鉄道は、三岐鉄道が三岐線などで運転を見合わせた。六日早朝に復旧する見込み。JR、近鉄、四日市あすなろう鉄道、伊勢鉄道も一時運転を見合わせた。

 四日市、鈴鹿、鳥羽市などで約三千戸が停電。桑名、四日市市、朝日町などで小中学校、高校の計二十二校が休校になった。

 東員町は中上地区の三百七十七世帯、千六十三人に災害発生情報を発令。桑名市は四千百十八世帯、一万九百四十六人に避難指示を発令し、同市や四日市市など二市三町で避難勧告が出た。県内では一時、川越町、桑名市など四市町で百二十二世帯、二百六十八人が避難した。

 東員町議会はこの日、一般質問を予定していたが、災害対応で延期する「延会」を決めた。

 (森耕一、熊崎未奈)

 

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