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発達障害児向けに学習塾 東京のリタリコ、県と連携協定

連携協定を締結したリタリコの長谷川社長(左)と鈴木知事=県庁で

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 発達障害のある子どもや家族への支援を向上させようと、県は、全国で障害者向けの学習塾や就労支援事業を手掛ける企業「LITALICO(リタリコ)」(東京都目黒区)と連携協定を結んだ。先進的なサービスを打ち出す同社と、医療機関と連携した独自の施策を行ってきた県がお互いのノウハウを共有し、障害者が個性や能力を発揮できる地域を目指す。

 二〇〇五年創業のリタリコは全国に二百事業所を展開。発達障害のある子ども向けの学習塾や就職を希望する障害者の面接の同行、職場環境の調整などを行っている。昨年度、同社の就労支援事業を利用し就職した人は千三百八十四人で、福祉事業者の中でも全国最大規模という。

 一方、県は発達障害や身体障害のある子らの治療や教育を行う県立子ども心身発達医療センター(津市)を中心に、幼児期に発達の課題を発見する「チェックリストin三重」の開発や保育所、幼稚園への導入などを全国に先駆けて取り組んできた。

 協定では、お互いが蓄積した研究データや人材育成のノウハウを共有すると決めた。県立高校の教職員がリタリコの就労支援施設を視察したり、同社の職員が県の施策へ助言したりもする。締結は二十一日付。

 リタリコの長谷川敦弥社長は、二〇二〇年に県内初の障害児向け学習塾を開設すると明かし、「人材育成のノウハウを共有するだけでなく、三重全体が(生活する人にとって)障害のない地域のモデルになるよう取り組んでいきたい」と話した。鈴木英敬知事は「県全体できめ細かなサービスが受けられるよう、手を携えてやっていきたい」と期待した。 

 (熊崎未奈)

 

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