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津田学園、夏も決めた 高校野球三重大会決勝

甲子園出場を決め、雄たけびを上げる津田学園の前投手=県営松阪球場で

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 二十八日に県営松阪球場であった第百一回全国高校野球選手権三重大会の決勝は、終盤まで1点を争う緊迫した熱戦となり、津田学園が海星に勝利し、六十二校の頂点に立った。津田学園は春夏連続で甲子園大会に出場する。夏の甲子園は八月六日に開幕する。

 準決勝まで無失点の津田学園のエース前佑囲斗投手(三年)を、全試合二桁安打で勝ち上がってきた海星の強力打線が攻略できるかに注目が集まった。

 一回に海星が2点を先制し、津田学園は四回に3本の適時打で逆転。追い付かれた直後の七回には大音壱汰選手(三年)の適時打で勝ち越し、八回にも2点を加え、前投手が反撃を1点に抑えて逃げ切った。

◆感情あふれ雄たけび 津田学園・前投手 

 133球目の渾身(こんしん)の直球に、相手打者のバットが空を切ると、津田学園のエース、前佑囲斗投手(三年)は歓喜の叫び声を上げた。「今までに感じた悔しさや厳しい練習を思い出し、感情があふれた。気持ちを切らさず投げ切れて良かった」。いつもは表情をあまり出さないエースの感情があふれ出した。

 昨夏の初戦は延長戦でサヨナラ負けし、号泣しながら先輩に謝った。「(新チームでは)自分がチームを甲子園に」との決意で、球速を上げるため、体重を増やし、制球を安定させようと下半身の強化に励んだ。

 努力は実を結び、今春の選抜大会に出場。強豪相手に延長戦に持ち込み、大きな自信を手に入れた。春以降は走り込みなどで体力の向上に努め、どんな状況でも投げきれるエースを目指した。準決勝まで無失点で危なげなく勝ち上がった。

 この試合では一回、変化球を狙われ、今大会初失点。「相手は僕を打つために練習している」と焦ったが、味方が死に物狂いで点を取りに行く姿を見て、気持ちを立て直した。

 勝ち越した後の八回は直球で気迫の三者連続三振。だが九回は疲れもあり、押し出しで1点を献上。その後は一打同点、逆転のピンチだった。

 「最後は気持ちで勝ったが、まだ弱い自分がいる。修正して、まずは春にできなかった甲子園の一勝を目指したい」。悔しさを糧に大きく成長したエースが、今夏、再びあのマウンドに挑む。

 (磯部愛)

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