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松阪高放送部、ラジオドラマで最優秀賞 小説再現したコンテスト

最優秀賞を喜ぶ放送部員たち=松阪市の松阪高で

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 高校の放送部を舞台にした湊かなえさんの小説「ブロードキャスト」の出版を記念し、版元のKADOKAWAが募ったラジオドラマコンテストで、松阪市垣鼻町の松阪高校放送部が最優秀賞に輝いた。課題ドラマにひとひねり入れて出品した部員たちは「自分たちのアレンジが評価されてうれしい。小説や自分たちの受賞を機に、放送部の活動は面白いんだと多くの人に知ってほしい」と話す。

 ブロードキャストは高校に進学して放送部に入った主人公が、全国高校放送コンテスト出場を目指す学園青春小説。昨年八月の出版に合わせ、作中に出てくる全国大会を再現したのが今回のコンテストで、全国の高校の放送部に昨年九月から十一月まで九分以内の音声作品を募った。

 課題ドラマは小説中で主人公が作ったラジオドラマ「ケンガイ」。自分がいると周囲が携帯やスマートフォンが電波の届かない圏外になってしまう女子高生が、友人らから疎まれ、家族とともに悩む姿を描いた社会風刺的な内容で、松阪高の生徒は十二人で声を分担して十一月に録音した。

 アレンジしたのは、女子高生の兄が妹のスマートフォンを盗み見て同級生からいじめられていることを知る場面で、盗み見る現場を妹に見つかる設定を加えた。台本を考えた三年の鷲見咲良さん(17)は「ドキッとする場面を入れて、聞いている人が飽きないようにしたかった」。小説には「コンテスト作品を作る苦労が描かれ、共感できる部分があった」と話した。

 湊さんは「演技力、効果音の使い方など、とてもレベルが高く驚きました」と講評。三月末、表彰状と湊さんのメッセージ入りTシャツが松阪高に贈られた。編集担当の三年、広柊弥さん(17)は「初めてのラジオドラマで、普段はやらない作業ができた。得意なことが分かり、今後の活動にも経験が生かせる」と話した。

 (水谷元海)

 

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