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観察路を全面改修 四日市・吉崎海岸

全面改修をへた観察路と海岸清掃の参加者たち=四日市市楠町小倉の吉崎海岸で

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 四日市市内に残る唯一の自然海岸「吉崎海岸」(楠町小倉)に、海浜植物や渡り鳥が鑑賞できる観察路が全面改修をへて完成した。市は二十四日に同海岸で式典を開き、地元住民ら約百人が参加して祝った。

 観察路は海岸北の入り口に設けられ、全長百メートル、幅一・五メートル。木材チップと樹脂をまぜた素材が使ってある。観察路の上にベンチ四基を新たに置き、順路に観察できる花や生物を解説する看板二枚を設置。入り口には休憩できるあずまやも建てた。

 吉崎海岸では、四月にハマエンドウ、五月にハマヒルガオが群生するほか、希少なハマニガナも咲く。五〜八月にアカウミガメが産卵し、ユリカモメ、シロチドリも観察できる。

 完成式典では、楠町の和太鼓集団「楠っ鼓流星」が太鼓を披露し、テープカットをした。楠地区連合自治会の中村克義会長(74)は「海岸の貴重な資源を守るために必要な観察路ができてうれしい。この環境をみんなで次世代につなぎたい」と話した。その後、地域団体「楠地区まちづくり検討委員会」とNPO法人四日市ウミガメ保存会が、呼び掛けに応じた市内外の参加者百人と海岸清掃と環境学習をした。

 海岸入り口には、約十年前から木造の観察路があったが、老朽化が激しく地元住民が二〇一六年に改修を市に要望。市は新たな観察路を造るため一七年から測量、設計を始め、今年二月末に完成した。事業費は約六千万円。

 (高島碧)

 

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