トップ > 三重 > 3月2日の記事一覧 > 記事

ここから本文

三重

四日市のアルプスで3日にイベント 5キロの縦走路

設置された縦走路の案内表示=四日市市で

写真

 四日市市に「アルプス」がある。同市日永の登城山(六四メートル)山頂をピークに、付近の南部丘陵公園の園路と併せて縦に延びる約五キロの道。これを「南部アルプス縦走路」と呼ぶ。狭いレール幅のナローゲージで知られる富山・黒部峡谷鉄道と同じレール幅の「あすなろう鉄道」で、最寄り駅に着き、歩いた後は別の駅から帰る。公園内にはヤギが飼育され、「アルプス感」を醸す。

 南部アルプス縦走路は二〇一五年度、市役所の職員提案制度で採用された施策。あすなろう鉄道利用促進の観点から若手職員らが提案した。同鉄道が、北アルプスの富山県側登山口に至る黒部峡谷鉄道と同じレール幅の鉄道であり、類似点があったことから「アルプス」を名称に含める着想を得た。

 役所内で登山愛好家として知られる四日市市都市整備部の稲垣圭二・都市整備部長は「日本で一番低い『アルプス』。険しくはないが一部は山道になっている。登城山からの眺めはなかなか良い。途中にはヤギにも会え、アルプスの少女ハイジのイメージにもつながる」と胸を張る。

 市は、一六〜一七年度にもともとあった登山道を広げたり、案内表示などを設けるなど整備を実施し、一七年十月に完了させた。生活習慣病を予防し、健康寿命を延ばすウオーキングを市民に推奨しており、ウオーキングコースとしての活用を狙う。市の健康情報冊子にも「アルプス」コースや公園マップを掲載したほか、三日には午前九時にあすなろう四日市駅改札前に集合し、最寄りの西日野駅を下車して「アルプス」を歩くイベントも企画している。四日市市としては初めて作製した登城山の「山バッジ」も用意した。

 市の担当者は「小さい電車で、小さい山に登り、小さい『アルプス』の縦走を楽しんでもらえれば」と話す。公園は北ゾーンと南ゾーンに分かれており、広さは四・八ヘクタール。園内にはヤギの放牧場、広場、梅林などがある。地元の住民が梅の名所として盛り上げようと植樹活動をしてきた経緯もあり、ウオーキングイベントが開催される三日には「梅まつり」も開催中という。

 (梅田歳晴)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索