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<食問> 炭酸を長持ちさせるには?

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 Q.炭酸飲料が残ったとき、炭酸をなるべく抜けないようにする方法はありますか?

 A.暑い夏には、爽快感のある炭酸飲料がおいしいですね。でも、一度に飲みきれないことってありますよね。炭酸の効用などを20年以上研究している国際医療福祉大教授の前田真治さん(64)に聞きました。

 炭酸飲料は、水に二酸化炭素(炭酸ガス)を溶かしたもの。大気圧では炭酸ガスが溶けにくく、製造過程で圧力を加え溶かします。コーラは4気圧など、飲料ごとに最適な圧力があります。栓を開けると圧力が下がるため、炭酸ガスが抜けていくのです。

 前田さんは「飲みきれない炭酸飲料は、すぐに冷蔵庫で冷やすのが一番」とアドバイスします。炭酸ガスは温度が低いほど溶けやすい性質があります。計算では、室温を20度から4度まで下げると、約1.5倍の量が溶けます。つまりその分炭酸ガスが抜けにくくなるわけです。この時、栓はしっかり閉めるのを忘れずに。

 もう一手間加えると、さらに抜けにくくなります。例えば1.5リットルのペットボトルに500ミリリットルの飲み物が余った場合、1リットル分の空間ができます。炭酸は空気に触れると、圧力が下がって抜けやすくなります。空間をつぶして空気を少なくすることで、抜けにくくするわけです。

 「まったく抜けないわけではありませんが、効果はあります」と前田さん。栓を半分閉め、口元まで飲料が満ちるようにつぶします。炭酸飲料のボトルは内側からの圧力で変形しないよう硬い素材でできていますが、大人ならつぶせますし、重いものを載せる方法も。形が元に戻らないよう、しっかりつぶすことが大事です。口側が低くなるように置くとよいでしょう。

 残った飲料を小さい容器に移し、触れる空気を減らすのも理にかなっています。ただ移し替えの時に炭酸が抜けるのが難点。最近は空間は残したまま、圧力を高めるグッズもあります。

 (小林由比)

 ※今さら聞けない調理の基本、季節のレシピ、トレンドなど食にまつわる質問を生活部までお送りください。

 =第2、4土曜日掲載

 

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