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家計管理、アプリで楽々 手間なく記録、しっかり分析

風呂内亜矢さん

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 新年度を迎え、今年こそ家計簿を付け続けようと思っている人もいるだろう。やってみたけれど、案外大変で長続きしなかったという経験がある人には、レシートの金額を書き写して電卓をたたいて…という作業を省力化できるスマートフォンの家計簿アプリが役に立つかも。手間がかかることをアプリに任せて、新たな家計管理を始めてみよう。

 「家計簿はお金の使いすぎを分析し、それを見直すためのツール。でも、記録するのが大変だと、そこで頑張って満足してしまう。家計簿アプリなら簡単に付けられるので、分析や見直しに力を入れられるのが利点です」。東京都のファイナンシャルプランナー、風呂内亜矢さん(40)は言う。

 家計簿アプリは、スマホやパソコンでアプリをダウンロードして使うオンラインの家計簿サービス。さまざまな種類があるが、レシートをスマホのカメラで撮影すると買い物をした日付や金額、品物の内容を読み取り、食費や日用品、光熱費など項目ごとに分類してくれるものが多い。

 金融機関やクレジットカードの情報を登録すれば、口座の残高や出入金、カードの利用履歴といったデータを自動的に取得して反映してくれるものもある。多くのアプリは無料でダウンロードでき、有料会員になれば家計診断などのサービスが利用できる。

 風呂内さんのお勧めは、「ザイム」「マネーフォワード」「マネーツリー」という三つのアプリ。ダウンロード数が国内最多の八百万というザイムは、入力の際の操作性の高さが特徴という。連携してデータを自動取得できる金融機関などは千五百ほど。住所や家族構成などを入力すると、児童手当など利用できる可能性のある制度を教えてくれる「わたしの給付金」という有料サービスもある。

「ザイム」の画面。食費など品目ごとに支出に占める割合をグラフ化する(ザイム提供)

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 マネーフォワードは、連携する金融機関やクレジットカード、電子マネーなどが二千六百以上と多く、個人型確定拠出年金「iDeco(イデコ)」の運用状況や証券の購入情報もカバーする。多くの口座や金融資産を持つ人でも資産管理がしやすい。有料会員になれば、項目ごとにグラフ化して「理想の家計」と比較し、どこを節約すべきかが分かるようになる。

 マネーツリーも、連携する金融機関などは二千六百を超える。マネーフォワードは一年以上前のデータ保管は有料だが、マネーツリーは登録時から現在までのデータをすべて無料で見ることができる。

 多くの家計簿アプリが、月や週ごとに食費や生活費などを、円グラフで示してくれるので、支出全体に占める割合が大きすぎないか一目でわかる。一カ月の予算を決めておくと残高を表示してくれるので、使いすぎていないかを判断しやすい。こうした情報を頭の隅に置いて日々の買い物をすれば、家計が赤字になる前に手を打てる。

 風呂内さんによると、いずれのアプリもダウンロードは無料なので、実際に試して自分が使いやすいと思うものを選ぶことが大切。金融機関との連携で口座番号などを入力するのが不安という人は、連携させずに使ってもいい。

 風呂内さんは「自分の資産がどれだけあり、何にどれだけお金を使っているかを把握するのが、家計の見直しの第一歩。アプリをうまく活用して見直しにつなげて」と呼び掛ける。

 (河野紀子)

 

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