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「守る」北陸中日・石川テレビ共同企画

【第5部 子ども】やんちゃしても、いずれいい青年に

保護司の役割について語る西谷幸枝さん=内灘町で

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保護司 西谷幸枝さん

 保護司としての活動は月二回。対象者に自宅に来てもらい、面談を行う。自分から対象者の自宅に出向くこともある。保護観察処分の少年や少年院から仮退院した少年、執行猶予者らが対象になる。保護司の大先輩(故人)から勧められたのがきっかけ。最初は断っていたが熱心に勧めていただいて、結局は自分のためにもなるのではと思って引き受けた。

 活動を始めて十三年。これまで十八人を受け持ってきた。内訳は未成年者が多い。男女別では男性が多い。本人自体は罪を犯した人って感じでない。むしろ良い人。集団になるとそうなるのかなって感じがする。面談をしていて怖いと思ったことはない。自分の息子や孫のような気持ちで接している。こんないい子がなんで、いい家庭なのになんで、って思う。

 面談では日常的な会話が多い。「どうしとる?」とか、「仕事がんばっとる?」とか。窮屈な話はしない。若い人は先が長い。いろんなことがあると思うけど乗り越えていってほしい。今の若い人たちは孫やね。孫と話しとる感じ。みんなかわいいよ。話をしていて自分のためにもなっとる。ただ、最初の面談は緊張するねえ。

 悲しい出来事もあった。十八歳になったばかりの子やった。十七歳の時にグループで人を脅して(カネを)まきあげて。保護観察が終わった直後に同乗していた車が事故に遭い、亡くなった。後部座席でシートベルトをしてなくて外に放り出された。面談している子たちにはいい人生を送ってもらいたい。若いときはやんちゃしとっても、いずれ落ち着いていい青年になる。面談では本人に関することしか話さない。

 今、面談している人は十代で結婚して、現在二十歳。子どもが一人いる。奥さんとけんかして、暴力をふるってしまった。普通の若い子。(話している限りでは)決して暴力をふるう子ではない。月一回、保護観察所に書類を提出する。本人の様子や話した内容などを報告する。任期は二年で七十六歳未満で更新できる。任期まで続けるつもり。(島崎勝弘)

 【プロフィール】にしたに・さちえ 1947年生まれ。志賀町出身。特別支援学校の元教員。趣味は旅行と卓球。これまで海外60カ国以上に出掛けた。自宅には卓球台があり、県民体育大会などに出場している。現在は元会社員の夫と2人暮らし。

 

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