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「守る」北陸中日・石川テレビ共同企画

【第5部 子ども】学習塾MOYU

子どもと親に寄り添った指導への思いを語る塾長の谷口一登さん(右)と妻で主任の啓子さん=金沢市高尾台の学習塾MOYUで

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「その子の得意 伸ばしたい」 谷口一登塾長

 学校教育は、例えば五年生なら五年生の授業でカリキュラムが詰まっており、授業についていけない子が前の学年に戻ることは無理。システムとしての限界を感じ、子どもを助けたい思いで塾を始めました。

 塾では五年生が二年生に戻って学習することも自由にできるし、その子がつまずいているところまで戻って教えることができます。うちに来て「分かった」ということが増えると、子どもは本当にいい表情をする。分かったという瞬間が醍醐味(だいごみ)です。

 教諭時代、漢字を覚えるなら「ひたすら書きなさい」と言いました。できる子もいれば、できない子もいて、なぜかは分からなかった。恥ずかしい話だけど、(目で見た情報を処理するのが得意な)「視覚優位」なんて、塾に入ってから聞いた。その子に合った暗記法はあると思います。

 塾ではその子の得意なものを早く見つけ、どんどん伸ばしたい。保護者には、ほっとできる、子育てのヒントを見つけられる塾でありたいですね。

【プロフィール】たにぐち・かずと=1969年、小松市生まれ。信州大教育学部卒。主に小松市内で小学校教諭を21年間、同市教委指導主事を4年間務めた。

「保護者は考え、悩んでいる」 谷口啓子主任

 親のトレーニングをしようと思った一番のきっかけは、小学教諭時代に発達障害やその傾向がある子が通う学級を担当した経験からです。育てにくさを感じている保護者が多くいました。

 強い思いを持って子育てするお母さんもいました。その子は幼稚園から小学校に上がり、環境の変化を不安がっていた。それでも、お母さんは「いつかこの子も自分で自分をコントロールする必要があると気付くはずだ」と、根気強く子どもに関わっていた。その子は大きくなり、すごい成長ぶりを見せています。

 保護者はさまざまなことを考え、悩んでいると、塾を始めて気付きました。学校にはハードルを感じていたのかなと。塾では「先生、こういうときってどうしたらいいんけ」とストレートに聞かれる。私たちも子どもたちの様子を常に見ているので「こうやったら」と提案し、家で実践してもらえる。うまくいくときも、いかないときもあるけど、タイムリーに対応を考えています。(平野誠也)

【プロフィール】たにぐち・けいこ=1974年、小松市生まれ。神戸大教育学部卒。同市内の小学校などで16年間、教諭を務める。うち5年間は通級指導教室を担当した。

 

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