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「守る」北陸中日・石川テレビ共同企画

【第4部 家族】金沢市ファミサポアドバイザー 飯田優子さん

子育て支援 ニーズに合わせ橋渡し

 私は金沢出身ですが、主人の転勤先の青森で出産しました。大雪の、寒い二月です。頼れる知人が誰も周りにいなくて不安で。助産師さんとか公的な育児ヘルパーさんにすごく助けてもらいました。

 子どもが泣いて夜に寝られず疲れているとき、ヘルパーさんが子どもを抱っこしてくれている間に私は家事をすることができました。そして、ちょっとおしゃべりができて、子育てのアドバイスも聞けて本当に安心できたんです。

電話対応する飯田優子さん=金沢市富樫の市ファミリーサポートセンター事務局で

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 だから当時の私と同じように感じている人たちの役に立てたらと、ファミサポ(ファミリー・サポート・センター事業)に登録しました。金沢には子どもが一歳半のときに戻り、登録したのは子どもが幼稚園に入った翌二〇〇八年です。

 ファミサポは、子育てにちょっと手を貸してほしいなあという依頼会員さんと、お手伝いしますという提供会員さんが登録します。提供会員さんはお子さんを一時的に預かったり、保育所や習い事の送り迎えを代行したりします。

 私は一六年から金沢市ファミリーサポートセンターで勤務し、依頼会員さんのニーズに合う提供会員さんを探して仲介するアドバイザーになりました。

 お子さんの対象は生後一カ月から小学六年まで。提供会員と依頼会員さんの初顔合わせには私たちアドバイザーも同席します。おやつやおトイレ、アレルギーを確認して、預かり先の家や部屋に事故につながりかねない暖房、健康器具などがあれば「気をつけてくださいね」と。バランスボールとか子どもは喜ぶけど、危険なので別の部屋に片付けてもらいます。

 提供会員さんがマイカーで送迎できるのはファミサポの特徴の一つですが、六歳未満の子にはチャイルドシート、ジュニアシートを必ず着用します。子どもが泣いても必ずです。

 金沢市の場合、ファミサポの活動は朝六時から夜十時までです。勤務するお母さんが朝早い出張や夜の残業、歓送迎会のときに利用できるので、職場復帰の支えになっています。子育て中のお母さんがカフェに一時間出かけてリフレッシュするのに使うのもOKです。

 提供会員さんで多いのは、ご自分のお子さんが中学、高校生になって子育てから少し手の離れた四十代の女性です。提供会員さんがもっと増えれば、依頼会員さんがより使いやすく、ご近所の方を紹介できるようになります。なので、ファミサポで助けてもらった経験のある依頼会員の皆さんに、提供会員になっていただけるように誘っているところです。 (辻渕智之)

 〈 いいだ・ゆうこ 〉 1970年生まれ。金沢市出身・在住。金沢錦丘高、富山大卒。出産前は百貨店勤務、塾講師。2016年から金沢市ファミリーサポートセンターのアドバイザー(市非常勤職員)。

 

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