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「守る」北陸中日・石川テレビ共同企画

【第3部 いのち】訓練、警戒 余念なく 大阪G20 備える県警機動隊

射撃訓練をする機動隊員=金沢市の石川県警機動隊射撃場で

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 日本で初めて開かれる六月の二十カ国・地域(G20)首脳会合(大阪サミット)に向け、警察はテロ対策に万全の態勢を取る。「日本国内どこでも発生しうる」とは、石川県警の川本盛光警備課長。県内での警戒を強め、機動隊員たちは日々、訓練に励む。(稲垣達成)

 「パッカーン」。五月中旬、金沢市小立野にある県警機動隊の射撃場で、甲高い音が響いていた。二〇〇一年九月の米同時多発テロ後、全国の県警機動隊の標準装備となった「サブマシンガン」の発射音だ。

 射撃のほか、隊員たちは、サブマシンガンを下げた状態から構えるまでの動作を繰り返していた。どんな体勢からでも、すぐ対応できるようになるためだ。「挙銃(きょじゅう)訓練」と呼ばれる。八田泰広副隊長は「これが一番大事なんです」。

 真夏でも、約五キロの防弾帽をかぶり、約十キロの防弾着を身に着けて訓練をする。〇七年に起きた愛知県長久手町(現長久手市)の立てこもり事件で、犯人の男に愛知県警特殊部隊(SAT)の隊員=当時(23)=が射殺された事件の教訓から、首回りの保護が強化された。

 サブマシンガンの一連の訓練は、銃を持った犯人が市街地で立てこもった場合を想定している。機動隊は潜水救助や爆発物処理など、機能別の部隊に分かれているが、この訓練は隊員全員が行う。最低でも週に一度。万が一、テロが発生すれば機動隊全員で対処しなければならないからだ。

 G20開催を目前に控え、十四日には、能登空港(輪島市)でハイジャックの犯人を制圧する訓練を行った。二十一日にはJR金沢駅で、二十二日には金沢港で、爆発物を仕掛けられたことなどを想定して訓練をする予定だ。

 「ないだろうではなく、起こり得るだろうという心構え、実戦的な訓練を重ねていくことが大事だ」と川本課長。「県民全ての目が大事。理解と協力もいただきたい」と呼び掛ける。

石川テレビで今夕特集

 北陸中日新聞は石川テレビ放送と「守る」という言葉をもとに取材し、共同報道企画「守る」を隔週で、連載しています。石川テレビの特集は16日午後6時35分ごろからの「石川さんプライムニュース」で放送します。

 

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