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「守る」北陸中日・石川テレビ共同企画

【第3部 いのち】 情報収集、分析で テロを未然に防ぐ

テロ対策について語る川本盛光警備課長=県警本部で

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県警・警備部警備課長川本盛光警視

 今年はG20大阪サミットをはじめ、ラグビー・ワールドカップ(W杯)、天皇陛下即位に伴う式典などがある。来年は東京五輪・パラリンピックが開かれる。これほど多くの要人や観光客が来日する機会は過去になく、テロの懸念もある。

 警戒しなければならないのは、国の各種機関など重要施設に加え、不特定多数の人が集まる施設だ。日ごろから制服警察官による「見せる」対策を行い、施設管理者には警備員の巡回強化を要請している。金沢駅や小松空港、能登空港、金沢港、七尾港などのほか、志賀原発の警戒も必要になる。

 テロで死傷者を出さないためには、いかにテロを未然に防ぐか。幅広い情報収集と、的確な分析が欠かせない。警察だけで全ての情報を集めることはできない。関係機関との協力、県民の理解が必要になる。テロは絶対に許されない。不審な行為などを見かけたら、通報してほしい。

 二〇〇一年の米同時多発テロが起きた際は、「日本で起きたら」と思って緊張した。当時は警備課の係長で、テレビの映像を見ながら、県警の警備態勢について思いを巡らせた。

 海外では、銃乱射や自爆、車両突入といったテロが絶えない。県警は万一の事態が起きても、迅速に対応できるように、あらゆる状況、場面を想定して実践的な訓練を重ねている。積み重ねが経験となり、対処能力の向上へとつながっていく。

 県民を守る−。われわれ警察は、そう求められている。 (田嶋豊)

 かわもと・もりみつ 1963年生まれ、56歳。輪島市(旧門前町)出身。高校卒業後、81年、県警に採用され、主に機動隊、警備を担当。4月から現職。

 

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