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「守る」北陸中日・石川テレビ共同企画

【第2部 伝統】 地域の協力に責任の重さ感じる

参拝者を接待する山内圭子さん(右)=白山市の妙観寺で

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報恩講料理 山内圭子さん 白山

 浄土真宗の家庭で育っていない私は報恩講とはまったく無縁でした。三十年ほど前に嫁いで、初めての報恩講では、お参りやお手伝いに来られる方々の多さを見て、この地域の信仰心のあつさを実感しました。

 十年前から、料理に使う食材の手配、地域の方々へお手伝いのお願いをするなど、私が代わってやるようになりました。調理は地域の皆さんが中心となって行っていただいています。

 報恩講を知るにつれ、長く続いてきたこの仏事の一端を担っていることや、地域の方々が「別宮のお寺さんやから」と協力してくれることに責任の重さも感じます。最初は何も分からない状態でしたが、地域の皆さんが本当に温かく支えてくれ、感謝しています。

 お斎(とき)を楽しみに報恩講に来る方もたくさんいます。近年は食事された方々に感想を聞いて味付けを変えてみたり、見栄えするように盛り付けたりと、よりよい料理を提供できるように工夫しています。

 当日はたくさんの方が来てあっという間に仏事が進んでいきますが、「おいしい」という声を聞くとうれしいです。この地域では、今は当たり前のこととして行われています。報恩講に来る人は減ってきていますが、助けていただきながら私自身も努力して、伝統行事として続けていきたいです。 (村松秀規)

 やまうち・けいこ 1968年生まれ。白山市別宮町の妙観寺住職、山内譲さんの妻。金沢市笠舞出身。

 

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