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「守る」北陸中日・石川テレビ共同企画

【第2部 伝統】 感動の踊り いつか自分も

西検番事務所へ稽古に向かうつるさん=金沢市野町で

写真

芸妓 つるさん 金沢

 25日朝刊<1>面に掲載した連載企画「守る」で紹介した芸妓(げいぎ)のつるさん(18)=本名・吉田すず=のインタビューです。(村松秀規)

 富山県内の高校に通い、卒業後の進路を考える二年生のころに、芸妓さんの一日の仕事の内容が書かれた雑誌を、たまたま読んだんです。こんな仕事があるんだと興味を持ちました。にし茶屋街のお座敷体験会で浅乃家を訪れ、金沢おどりも見に行きました。

 金沢おどりでの芸妓さんの踊りは美しく、迫力があって輝いているような印象を受けました。人を感動させる仕事は大変なんだろうな、とは思いましたが、やってみたいという気持ちが大きかった。家族も応援してくれたので最終的に女将(おかみ)さんの八重治さん(76)と話して、卒業してから浅乃家で働き始めました。

 芸妓さんになれてうれしかったのですが、想像していたよりも大変なことは多いです。常連のお客さんのお話が仕事の内容になると難しくて分からないことがあります。お座敷での作法、踊りも間の取り方や形が難しく、まだまだ。目の前のことに必死です。

 それでも、お座敷でお客さんから「頑張って」と声を掛けられるとうれしい。すぐ近くで自分に喜んでくれる人を見ると、頑張ろうって思えます。九月にデビューさせてもらい、金沢おどりに出演させてもらいました。緊張して、踊りに集中していたらあっという間に終わってしまいました。

 今は、お姉さんたちの足を引っ張らないように、一人前にならなければいけないと思っています。

 女将さんからも言われていますが早く一人で踊れる曲を持てるようになりたいです。

 金沢芸妓は、今まで続いてきた伝統なので私も一緒に続けていけたらいいな、と思います。自分が感動したように、いつか私の踊りで見る人を感動させたい。

 よしだ・すず 1999年生まれ。にし茶屋街「浅乃家」(金沢市野町)の芸妓。富山県入善町出身。

 

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