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記者コラム 窓

ギョ縁

 頭にフグのぬいぐるみ。ちっとも偉ぶらない。それでいて大学の教壇に立ち、学生を導く。さかなクン。きっと優しいに違いない。「彼しかいない」と疑問をぶつけた。

 「なぜ石川ではカジキをサワラと呼ぶか」。正直に言う。サワラはサワラだと思っていた。正確に言う。実は疑問にも思わなかった。すしも刺し身も昆布締めも。まさか、どれもカジキだったとは−。

 すし店やスーパーに尋ねた。専門の研究機関にも。謎は解けず彼にすがった。が、返事はもらえなかった。「カジキの形を想像して。腹が狭い。石川のサワラは鰆(さわら)でなく、狭腹(さはら)」。教えてくれたのは隣県高岡のすし店主だった。

 すし処(どころ)で、しゃりならぬしゃれたネタを追う。気付くと人脈が広がっていた。これが「一魚(ぎょ)一会」。さかなクンお約束の言葉だ。(前口憲幸)

 

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