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記者コラム 窓

背中で語る

 シャイな人だったのだろう。先日、連載「わがまちの偉人」で取り上げた、元羽咋工業高校ラグビー部監督の文後貢さん。教え子ら十数人に人となりをうかがったが、口をそろえて「寡黙だった」と返ってきた。現在監督である次男の豪介さんですら「家庭ではほとんど話さなかった」と振り返っていた。

 一方で、多くの人に慕われていたことも伝わってきた。高校名物の怖い先生。悪口が出ても不思議ではないが、皆思い出を語るときは笑顔ながら、亡くなったことを惜しんでいた。豪介さんも「愛されていることは伝わっていた」と語る。ラグビーも、教員も、父の背を追って自然と進んだ道だ。

 口八丁であるよりも、信念と愛が大事。多弁でなくとも、伝わることはあると教えられた。(林修史)

 

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