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日々の感謝 団子で 穴水で年中行事、女性に振る舞う

地域の女性に特製の団子を手渡す葭原義和さん(左)=穴水町宇留地で

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 穴水町宇留地の年中行事「だんご祭り」が二日、同所の関寺八幡宮で営まれた。遅くとも江戸時代から二百年以上続くとされ、男性たちが日ごろ世話になっている女性に団子を振る舞い、感謝した。

 祭りを担当するのは地域の十三軒ほどでつくる「出村組」で、地元出身で東京都世田谷区に住む会社員、葭原(よしはら)義和さん(47)が中心的な役割の「当元」を務めた。祭事の前に近くの集会所で三時間ほど準備。地元産うるち米十二キロの粉を丸くこねてゆでた後に地元産の小豆をつけ、こぶし大の特製団子二百個を作った。昔ながらの製法を守り、砂糖や塩といった調味料は一切使っていない。

 祭事には三十人ほどが集まり、東四柳(ひがしよつやなぎ)史明宮司による神事に続き、葭原さんが地域の女性らに団子を手渡した。「味のない団子が特徴的で、祭りは幼いころから知っていた」と振り返る葭原さん。「(大役を終えて)ほっとした。この祭りを大切にしないといけないと思った」と、地域の伝統を守る決意を新たにしていた。

 かつては旧暦の正月四日に行われていた。安産や子育てに利益があると伝えられている。 (田井勇輝)

 

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