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手話カフェ 交流の場に 白山市聴覚障害者協が初開催

手話やホワイトボードを使って談笑する参加者=白山市老人福祉センターこがね荘で

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高齢者の孤立防止「思い切り話して」

 聴覚に障害があるため、外出頻度が少なくなってしまう高齢者の孤立を防ぐため、白山市聴覚障害者協会は25日、手話や要約筆記で交流の場をつくる「手話カフェ」を市老人福祉センターこがね荘で開いた。デイサービスなどでのコミュニケーションが難しく、交通手段が限られる人を支援しようと、協会が初めて開いた。(都沙羅)

 協会員のろう者や難聴者、市内で手話を学ぶサークルメンバーら約五十人が参加した。手話で会話する人やホワイトボードに文字を書いて談笑する人、黙々とオセロに興じる人などさまざま。聴覚に障害のある子どもたちも、トランプで神経衰弱を楽しんだ。

 聴覚に障害があり、一人で暮らす七十六歳の女性=同市辰巳町=は「普段は一人だから、手話を自由に使って話せるのが楽しい」と笑顔。それでも「送迎がないと、通うのも大変」と手話で話した。

 協会によると、市内のデイサービスでは現在、聴覚に障害のある高齢者を手話や要約筆記で介助する人材が不足している。聞こえにくいことでコミュニケーションが困難になる高齢者の孤立を防ごうと、協会は二〇一八年夏、交流の場「白山手話サロンたんぽぽ」をセンターの一角で始めた。

 交通手段がなく、サロンに参加できない人も多いため、今回の手話カフェでは若手の協会員が車で送迎した。サロンの五倍ほどの人数が集まり、にぎやかなひとときを過ごした。

 今後も二、三カ月に一度開く。協会の橋場朋子会長(67)は「外出ができず、会話に飢えている人が多くいる。誰も孤独にならないよう、ここに来て思い切り話して」と呼び掛けている。

 

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