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洪水浸水想定考慮を 輪島市庁舎計画 市民団体見直し要望

 輪島市の市民団体「令輪会」は二日、国や県が「千年以上に一度」の降雨を想定して作った「洪水浸水想定区域図」を踏まえ、市が進めている本庁舎整備計画の見直しを求める要望書を市と市議会に提出した。

 要望書では、「河原田(かわらだ)川水系 河原田川 洪水浸水想定区域図(想定最大規模)」において、防災拠点施設の増築と耐震工事が進められる既存の本庁舎(二ツ屋町)が、有事に三メートル未満の浸水域にあることを指摘。周辺には三〜五メートル未満の浸水も想定される場所もあることから防災拠点施設にはなり得ないとして、計画の再検討を求めている。

 団体は、区域図を折り込んだ十一月二十九日付の本紙朝刊などを参考にしつつ、要望書について議論。提出した林平成人(はやしひらなるひと)会長(59)=下黒川町=は「浸水する可能性があると分かった場所で計画を進めるのに疑問がある」と説明した。市議会十二月定例会の最終日(十八日)までに、見解を公表するよう求めた。

 市防災対策課の担当者は、昨年十一月に市本庁舎等整備審議会が整備方針を答申した時点では同所が浸水域ではなかったことを説明しつつ「(要望書については)協議したい」とした。

 林平会長は「千年以上に一度の降雨は来年起こるかもしれないし、想定を超える可能性だってある。万が一の場合に、市民だけでなく、職員も危険にさらす場所に拠点があってはならない」と話している。

 市本庁舎は一九七三年完成の鉄筋コンクリート五階建て。老朽化などを考慮し、審議会が新築する案や既存の公共施設に移設する案などを検討した結果、既存の本庁舎を耐震化しつつ新たに施設を増設する案を答申していた。今夏から一部の工事が進められている。(関俊彦)

 

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