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厄吸い取り 家庭守って 安宅住吉神社 初詣の面作り

厄除面に丁寧に絵付けするみこ=小松市安宅町で

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 厄よけや家内安全に御利益があるとされる厄除面(やくよけめん)作りが、小松市安宅町の安宅住吉神社で最盛期を迎えている。二十日までに五千個を作り、おはらいを受けた初詣客に配る。厄除面を作っている神社は、北陸三県で唯一という。(長屋文太)

 厄除面は、歌舞伎十八番「勧進帳」の舞台「安宅の関」の関守・富樫家に鎌倉時代から伝わるおきなの面をかたどり、昭和時代初期から作られ始めた。縦八センチ、横五センチで、和紙を重ね貼りして型を作った後、色を塗る。家に飾ると、茶褐色の面が厄を吸い取り、黒くなるといわれる。

 春先に型を完成させ、十一月十九日から色を塗り始めた。との粉、にかわ、エナメル、墨汁を混ぜ合わせた液とつや出し用の柿渋を塗り、乾燥させた。

 二日の作業には六人のみこが参加し、金粉で目、黒色のエナメルで目玉、赤い絵の具で口を丁寧に描いた。手作りのため、険しかったり、にこやかだったり一つ一つの面の表情の違いを楽しめる。

 扇の台紙に糸で張り付けると、完成する。お札と長寿箸をセットにして、おはらいを受けた客に先着順で配る。同神社では、正月三が日の期間に十万人の参拝客を見込んでいて、県外の客が二割を占めるという。

 みこの浅香沙也花さん(28)は「一年間の厄をよけて幸せに過ごせるようにと、願いを込めた。左右対称になるように気を付けている」と話していた。

 

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