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「1人暮らし 夢かなえよう」 市民フォーラム 障害者・塚谷さん訴え

「16歳のころから1人暮らしをしたいと家族に言い続けてきた」と話す塚谷洋さん(左)=金沢市高岡町の市松ケ枝福祉館で

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 金沢市の障害者施策に当事者らの声を反映させるための「市民フォーラム」が一日、同市松ケ枝福祉館(高岡町)であった。脳性まひがあり、五十二歳の時に念願の一人暮らしを始めた塚谷洋さん(62)=同市額新町=は「多くの人の手を借り、歯を食いしばって生きています。人はそれぞれ自分の意思で生き抜いている。施設から出たいと心底思う人は一緒に夢をかなえましょう」と呼び掛けた。

 電動車いすを使う塚谷さんは起床や食事、入浴、就寝の介助をヘルパーから受けて暮らしている。四歳から入所施設四カ所を転々として、過ごした。十代のころから願っていた一人暮らしを始めた日、「うれしくて大声を出して泣きました」と振り返った。「現実は厳しく、つらいことの方が多いけれど、一人暮らしをしたからこその達成感を知った瞬間、喜びに変わりました」

 年を重ねる不安も明かした。六十五歳から介護保険法の対象となり、現在の障害者自立支援法よりも軽度の区分になる。「ショックを受けた。今は一番上のサービスを受けている」と対策を行政に求めた。

 一方、車いすを使う別の男性は「バスに乗りたくても、観光客が多くて乗る気になれない」と窮状を訴えた。障害者が地域で老後を過ごせるグループホームを求める声もあった。

 当事者や家族、学識経験者らでつくる「市障害者施策推進協議会・フォーラム実行委員会」が主催した。次回は来年二月二十四日に開く予定で二〇二〇年度に策定する市障害者計画について話し合う。(押川恵理子)

 

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