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若年性認知症と共に生きる 七尾 宮城の男性 経験語る

若年性認知症になった思いを語る丹野智文さん=七尾市矢田郷地区コミュニティセンターで

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 若年性認知症の当事者による講演会が一日、七尾市矢田郷地区コミュニティセンターであった。三十九歳で認知症になった宮城県に住む会社員、丹野智文さんが経験を語り、住民ら約八十人が症状との向き合い方を考えた。

 一九七四年生まれの丹野さんは自動車ディーラーの営業職として働いていた時に、若年性アルツハイマー型認知症と診断された。涙を流す妻を見て「認知症イコール終わりのように感じた」と振り返った。

 だが、会社は認知症の自分を受け入れてくれた。事務職に異動し、仕事を続けている。上司から「君が笑顔で仕事をすることで、他の人も『病気になっても働き続けられる』と安心できる」と言われ、感激した思い出を明かした。

 認知症の人が社会で活躍できることを願い、自らを題材に全国各地で講演しているという丹野さん。「認知症を悔やむのではなく共に生きることを選んだ。診断後は家族と過ごす時間が増え、周りの人の優しさに触れられた」と話した。

 講演会は、認知症の当事者や支援者が集う「なないろカフェ」を運営する七尾市地域包括支援センターが企画した。(中川紘希)

 

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