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子どもの想像力 広げたい 中能登 久保さん 絵本専門士に

「絵本は想像力を広げてくれる」と語る絵本専門士の久保広美さん=中能登町井田で

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鹿島図書館できょう 読み聞かせや紙芝居

 中能登町良川の久保広美さん(61)が、絵本に関する高度な知識や技能などを備えた「絵本専門士」に認定された。県内で資格を取得しているのは、久保さんを含めて二人。久保さんは、鹿島図書館(同町井田)で十六日にある「中能登図書館まつり」で絵本の読み聞かせをするほか、紙芝居を披露する。(稲垣達成)

 「町立の三つの図書館にある絵本は、ほぼ読破しました」。本の購入で一度に約三十万円を費やすこともあるという大の読書好き。手が空けば読書。特に絵本が大好きだ。「私には描けないすてきな絵ばかり。絵本って、私たちの想像力を広げてくれるんです」

 絵本専門士は、絵本を活用して子どもたちの健やかな成長を促そうと、国立青少年教育振興機構が二〇一四年に創設した。資格の取得には、東京である九十〜百二十分の講座を三十こま受講し、修了課題に取り組む必要がある。

 久保さんは四期生。六十人の定員に対して約六百人から応募があった。「志望動機では、熱意が伝わるようにとにかくスケールの大きなことを書いた」。狭き門の書類選考を突破し、大学教授らが担当する授業を受けることになった。

 午前十時から午後七時すぎまでみっちり授業。授業後の課題もあった。「勉強なんてちっともできなかったが、授業を受けるのは好きだった」。三千字の論文に挑んだり、画用紙に自身が描いたイラストから絵本の内容を考えたり。気付けば、夢中になっていた。

 今年五月に資格を取得。子育て中の母親からは「お薦めの絵本を教えて」と頼まれ、図書館に立ち寄れば子どもたちに「読み聞かせやって」とねだられるように。自宅では英会話教室を開き、忙しい日々を送る。「子どもたちは可能性の塊。訴える力がある絵本で、広い視野を持ってくれるようになったら」。そう信じ、優しい声色で読み聞かせる。読み聞かせは、午前十一時から。

 絵本専門士は全国で約二百八十人が認定され、金沢市の図書館司書、福田はるかさんも資格を保有する。

 

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