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起業文化 肌で感じた 小松大 米シリコンバレーで研修

帰国して山本博学長(左)に研修の様子を伝える学生ら=小松空港で

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産学合同 人脈の大切さも実感

 小松市の公立小松大が一〜六日、米シリコンバレーで初の「産学合同研修」を開いた。IT先進地での全国的にも珍しい取り組みで、学生と社会人の計十二人が参加した。名門スタンフォード大やIT大手のアップルなどを視察し、本場のチャレンジ精神や起業文化を肌で感じ取った。生産システム科学科二年の山本成騎さん(19)は「現地の人の活力や積極性に驚いた。本当に有意義な研修だった」と貴重な経験を振り返った。(青山直樹)

シリコンバレーの企業で行われた講義=2日、米カリフォルニア州で(小松大提供)

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 公立小松大は三月、米シリコンバレーの企業「B−Bridge(ビー・ブリッジ)」と提携し、現地にオフィスを開設した。学生に今後のキャリア形成に役立ててもらおうと、同社の協力で研修の計画を進めてきた。面接などで選抜した学生は生産システム、国際文化交流、臨床工学の三学科八人。建機大手「コマツ」、間仕切り大手「小松ウオール工業」などの社員四人も参加した。

 研修で参加者は四つのグループに分かれ、それぞれ「地域を活性化するには」「ソフトウエアの開発手順」などを課題に設定した。一行はスタンフォード大や、アップル本社隣のビジターセンターを視察。同大の学生にインタビューし、社員にはソフトウエアの開発状況などを聞いた。

 現地企業の日本人による「シリコンバレーのエコシステム」「ネットワークの重要性」に関する講義もあった。懇親会にも参加し、グループで議論を重ねて課題発表。アプリ開発や学生や社会人が共有するワーキングスペース設置などのアイデアを出した。学生たちは七日に小松空港に帰国し、山本博学長が迎えた。

 山本成騎さんは「現地の人は進んでコミュニケーションを取り、ネットワークを広げようとする。日本とは全然違う」と人脈づくりの大切さを実感。一年生で唯一参加した生産システム科学科の山口瑛凜華(えりか)さん(18)も「自分の持ってない価値観を吸収することが大事と分かった。そこからアイデアが出てくる。今後に生かしたい」と目を輝かせた。

 同大は小松空港が近い立地を生かし、シリコンバレーの大学や企業との提携を検討している。今後は現地企業での学生のインターンシップ(就業体験)なども計画する。

 

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