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高齢者 転ばぬ先の 視野 金沢工大院生 尾口で実験

視野の範囲を調べる実験の様子=白山市尾口公民館で

写真

範囲分析 注意点明確に

 金沢工業大(野々市市扇が丘)大学院工学研究科一年の林田脩平さん(23)が、高齢者の視野の範囲を研究することで、歩行中の転倒を防ぐアイデアを見つけようとしている。集めたデータを分析し、高齢者福祉に役立てる考えだ。

 実験では被験者がパソコンにつながれた特殊な眼鏡を着け、前方の画面中央を真っすぐ見ながらウオーキングマシン上を歩いてもらう。画面には上下左右に白い丸マークが四つずつ並んでおり、歩いている最中に一つだけ〇・〇五秒間、黒くなる。被験者には歩きながら黒丸の位置を答えてもらう。

 二十代の学生と、白山市尾口地区中心に六十五歳以上の各二十人ずつに協力してもらう。普段の歩行中の視野が測定できるよう、一人二百五十六回実験してもらう。二日には同市尾口公民館で実験した。月末には実験を終えるという。

 林田さんによると、高齢者は黒い丸のマークが中心から離れるほど位置を間違える傾向にあるという。二日の実験に参加した男性(65)は「視力や反射神経がにぶくなっていると実感」と感想を述べた。林田さんは「高齢者の視野の範囲が分かれば、歩行時の注意点も的確に伝えられる」と話している。 (都沙羅)

 

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