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石文化と北前船のコラボ 常夜灯 安宅に完成

完成した常夜灯の前で、「木遣音頭」を披露する安宅曳船保存会=小松市安宅町で

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 日本遺産の「小松の石文化」と「北前船寄港地・船主集落」の双方のシンボルとなる常夜灯が、小松市安宅町の米谷家跡地公園に完成した。かつて北前船を導いた灯台を再現したデザインで、滝ケ原石を使って職人が仕上げた。市は二十四日、同公園で式典を開き、完成を盛大に祝った。(青山直樹)

 常夜灯は高さ五・二メートルで、上部には趣ある宝珠と笠(かさ)が取り付けられている。上部は石文化の構成文化財「滝ケ原石の石材加工技術」の保持者、中谷篁(たかむら)さん(87)=滝ケ原町=が手作業で丁寧に仕上げた。

 公園近くの高見山には江戸時代、北前船を導く灯籠型の灯台があったされる。常夜灯はその灯台を再現したデザインで、下部は小松城の石垣をイメージして作った。上部の内部に発光ダイオード(LED)が備えられ、夜間は五色に光る。

 米谷家は江戸時代後期から明治時代にかけ、北前船の廻船(かいせん)問屋として栄えた。北前船の構成文化財は安宅住吉神社など九件で、全て同町にある。石文化の構成文化財では、町内の愍念寺(みんねんじ)にある「たんころ石の擁壁」も認定。二つの日本遺産の魅力を発信しようと、市は三月から整備を進めてきた。整備費は約二千二百万円で、半額は国の地方創生推進交付金を活用した。

 式典には約五十人が出席。和田慎司市長は「往時をほうふつとさせる常夜灯で、石文化と北前船の素晴らしいコラボレーション」とあいさつ。安宅曳船(ひきぶね)保存会が、北前船の乗組員が伝えたとされる「木遣(きやり)音頭」を披露し、完成に花を添えた。

 

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