トップ > 石川 > 8月9日の記事一覧 > 記事

ここから本文

石川

大輪 1世紀超え復活 小松 木場潟のハス群生地

木場潟に復活したハスの群生地=小松市で

写真

 ピンクの大輪と、生命力に満ちた緑の葉。小松市の木場潟で、見ごろを迎えたハスが真夏の風に揺れている。木場潟では百年以上前にハスの群生地は見られなくなったが、住民らが水質浄化に取り組み、今春、約五十株が芽を出した。花言葉は「清らかな心」。かれんな花が、訪れた人の心を和ませている。

 地元の木場町には、ハスにまつわる民話が残る。三百年前、同市日末町から嫁いだ嫁がハスを大切に世話していた。だが夫と不仲になり実家に戻ると、ハスが咲かなくなったという。「長者のよめとはすのはな」という絵本にもなった。

 伝説のハスを復活させようと、木場町内会が一九九八(平成十)年、南園地と中央園地の間にある船小屋近くに整備した池に、日末町のハスを株分けした。この池から水中を通り茎が伸び、ハスが近くの「潟」に群生したとみられる。

 文献などから、木場潟は明治期までハスの群生地だったとされる。七〇年代から水質が悪化し、地元住民らは二〇〇四年に「木場潟再生プロジェクト」を結成。水草を植えるなど地道な取り組みを続けてきた。ハスの花は八月末までが見ごろという。 (青山直樹)

   ×   ×

 「なるべく人の手は加えず、自然な形で大事に育てているハスを見てほしい」=木場潟民俗資料保存会の吉田雅彦事務局長(60)

     ◇

 うだるような暑さが連日続く。南加賀の涼感あふれる場所、涼やかな話題を連載でお伝えする。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索