トップ > 石川 > 7月31日の記事一覧 > 記事

ここから本文

石川

奥能登の里海 わくわく 加賀の児童 生き物や漁業学ぶ体験開始

(上)漁師の中田洋助さん(右)から定置網の仕方や職業の魅力について話を聴きメモを取る児童たち(下)イカ釣り漁で使う船や仕掛け、集魚灯などの説明を受ける児童たち=いずれも能登町の県海洋漁業科学館で

写真

 世界農業遺産に登録されている奥能登地方の里海を体感する夏休み企画「奥能登の海と恵みを学ぼう!」が三十日、能登町で始まった。加賀地方の小学五、六年生二十一人が八月一日まで二泊三日の日程で、生き物や漁業、地域の産業と親しむ。

 初日午後は能登町の県海洋漁業科学館(うみとさかなの科学館)を訪問。同町鵜川で定置網漁に取り組む「日の出大敷」の中田洋助さん(32)が漁の仕方や特徴、取っている魚を紹介し、職業の魅力を伝えた。大切にしている仕事の心構えを「漁師がいないと魚は食べられないから重要な仕事だと思う。日本や世界の人たちに魚を食べてほしい思いでやっている」と明かした。

 これまで取れた珍しいものとしてダイオウイカやマンボウなどを挙げると、児童たちは興味津々な表情に。質疑応答で「仕事のやりがいは?」と聞かれた中田さんは「『魚おいしかったよ』や『また食べたい』と言われるとうれしい」と語った。「給料はどれぐらい?」との質問には笑顔で明確な回答をかわしたが、「たくさん魚が取れれば、一般の人より二、三倍になる」と話した。

 ほかに県水産総合センター職員の解説付きで科学館を見学し、定置網の歴史や能登町で盛んなイカ釣り漁への理解を深めた。児童たちは自由研究として三日間の学びの成果をまとめる必要があるため、講師の話を集中して聴き、熱心にメモを取った。

 三十一日以降は能登町小木でイカ釣り漁船の見学や珠洲市で伝統的な揚げ浜式製塩、海洋ごみ問題などを勉強する。奥能登地方のご当地料理「能登丼」に取り組む協同組合の依頼で、海産物を使った新弁当の名称を話し合う。

 日本財団が全国で推進する「海と日本プロジェクト」の一環で実施し、石川テレビ放送(金沢市)が事務局を務める。児童たちは公募に応じて参加している。(田井勇輝)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索