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デザインの社会的役割は 金沢でシンポ 先駆者らから学ぶ

社会でのデザインの可能性について意見を交わすパネリストら=金沢市広坂のしいのき迎賓館で

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 誰もが利用しやすい道具や暮らしやすい生活環境、社会の実現に向け、デザインの役割を考えるシンポジウムが二十二日、金沢市広坂のしいのき迎賓館で開かれた。

 建築家として知られ、鹿児島県奄美大島で高齢者や地域住民、観光客らが集う複合施設「伝泊+まーぐん広場・赤木名」を運営する山下保博さんが基調講演。三年前から奄美に残る伝統的な建築や集落、文化を次代に伝えていこうと「伝泊」と名付け、観光客を呼び込む宿泊施設を展開させていることを紹介した。

 人口約二万人のうち四割を占める障害者が健常者と分け隔てなく生活するドイツ中西部の都市・ベーテルへの訪問を機に、目指すべきまちづくりとしてまーぐん広場を開設したと説明。「施設に人が合わせるのではなく、人に施設を合わせる」発想でデザインする視点の大切さを強調した。

 文化施策研究者で、二〇二五年大阪万博のアカデミック・アンバサダーなどを務める太下義之さんらを交えたパネル討論もあった。高齢社会などの課題への取り組みについて、太下さんは「社会の仕組みを変えていくという意味を含むデザインは、これからの大切なキーワード」と説いた。

 ユニバーサルデザインいしかわが主催した。(本安幸則)

 

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