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安全マップ作り 児童も参加 犀桜小 街歩きで判断

菊川町公民館計画 北陸大協力

 犯罪が起きやすい傾向にある場所をまとめた「地域安全マップ」作りを、金沢市菊川町公民館が計画している。統合で校区が広がった同市犀桜小学校の児童らが、北陸大の山本啓一教授(環境犯罪学)とゼミ生の指導を受け、8月26日に街歩きをして仕上げる。戸田正登(まさと)館長は「子どもたちの安全に対する姿勢を育てたい」と語る。(村松秀規)

菊川町公民館の地域安全マップ作りを指導する山本啓一教授(右)とゼミ生=金沢市太陽が丘の北陸大で

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 犀桜小は四月、旧新竪町小と旧菊川町小が統合して開校。児童は保護者の同伴なく校区外に行くことはできないため、統合に伴う生活範囲の拡大への対応が課題となっていた。戸田館長は「安全、安心のため何かしなければいけないと思った」と話す。

 昨年実施された県のモデル事業を知り、マップ作りを立案。山本教授に協力を依頼した。山本教授は同事業で地域安全マップのマニュアルと動画を作成し、県のホームページで公開している。

 山本教授によると、マップ作りで大事なのは「入りやすく、見えにくい」場所を把握すること。例えば、どこからでも入れる公園が、周囲を木で囲まれるなどして園の外から見えにくい場合は「危険」で、注意が必要だという。

 街歩き当日は、事前に募集する四年生以上の児童たちが、そうした場所を探す。模造紙に、なぜ危険かを説明する文を書き込み、必要に応じてイラストや写真を添えて地図にする。

 山本教授は「なんとなく危ない場所というのは子どもは分かっている。論理的に説明できる力を養うのが狙い」と説明。なぜ危険かを説明できるようになってこそ、理解が深まるという。マップ作りはグループで行い、発表の場も設ける。「地域の環境改善にもつながれば」と話している。

 街歩きに先立ち、ゼミ生二十三人がマップ作りを指導する。当日は金沢中署員が同伴。菊川町公民館は新竪町公民館と連絡を取り、広く地域住民の参加も募る予定。

 完成後は校内での掲示などを考えている。戸田館長は「まずは、子どもたち自身で危険を判断することが大事。それぞれの校下の良さを発見する機会にもなってほしい」と期待する。

 

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