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元自衛隊員 柔軟に転身 金沢出身・山本さん ヨガ指導者に

(上)ヨガのポーズをとる山本尭汰さん(下)ヨガスタジオを開業する(左から)加藤愛子さん、山本尭汰さん、バット富士美さん=いずれも金沢市の中日新聞北陸本社で

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故郷にスタジオ開業へ

 自衛隊員からヨガの指導者に転じた金沢市出身の山本尭汰(しょうた)さん(26)が九月にも、仲間二人と一緒に市内でヨガスタジオを開業する。教えるのは一人一人の体質に合った動きを大切にする古代のプラブヨガで、日本人の指導者は数少ないという。「心と体を整えるコミュニティーをつくりたい」(押川恵理子)

 三人は世界最大のヨガ組織「全米ヨガアライアンス」(米国)登録の講師で、名古屋市を拠点に指導してきた。プラブヨガは骨格や体質によってポーズが違い、幅広い世代の人が体験できるという。

 食事も重視するため、豊かな食文化がある金沢を拠点に選んだ。スタジオ名はスペイン語で私の居場所を意味する「Mi lugar(ミルガ)」

 仲間のバット富士美さん(29)は父親の母国インドなどでヨガを学び、指導歴は十年。名古屋芸術大で日本画を専攻したアーティストの顔も持つ。加藤愛子さん(29)は国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊としてスリランカで環境問題に取り組み、現地の料理やオイルマッサージも得意。

 スタジオでは日々の息抜きになればと、平日午前七時から同十時ごろまで好きなだけヨガができるフリータイムを設ける。希望に応じ、玄米のおにぎりや野菜のスープを用意。週末は三人の経験を生かしたイベントを企画していく。

 ヨガは体の姿勢や呼吸法、瞑想(めいそう)、哲学を組み合わせたもので、厚生労働省の「統合医療」情報発信サイトによると、腰痛やストレスの緩和、不安やうつ症状を和らげる研究結果がある。

 山本さんも心身の変化を体験した。高校卒業後に自衛隊に入隊し、陸上自衛隊守山駐屯地(名古屋市)に配属された。幼いころから柔道に打ち込み、体力、精神面とも自信があったが、約三年前、訓練中に突然倒れた。

 ストレスなどが原因とされる自律神経失調症と診断された。うつなどの不安障害や動悸(どうき)、めまいなどに苦しんだ。半年間の休養中、ヨガを始めた。その哲学に触れ、今までは「誰かのため」を行動の基準にし、無理をしてきたと気付いた。

 「プラブヨガをスポーツ選手にも広めたい。身体面だけでなく、試合を組み立てる力にもつながる」と山本さん。バットさんと加藤さんは「人は気付くことで変わり、癒やされる。スタジオをいろいろな気付きの場にしたい」と語った。

来月23日に体験会

 六月二十三日にヨガの体験会を二会場で開く。野々市市本町の「のっぽくん」で午前十時十五分〜十一時半、金沢市諸江町のスタジオseriで午後一時半〜三時、それぞれバットさん、山本さんが教える。参加費はいずれも二千五百円。(問)山本さん080(6352)9024

 

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