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分庁舎継続に方針転換 中能登町、ラピアなど活用案

庁舎統合の新しい案を説明する杉本栄蔵町長(奥左)=中能登町役場鳥屋庁舎で

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財政難、経費圧縮図る

 中能登町の庁舎統合について町執行部と議会が対立している問題で、町側は二十五日、旧鹿西中学校を改修した新庁舎と鳥屋庁舎の二庁舎のほか、ラピア鹿島(旧鹿島町)も含めた三施設を活用する新たな案を議会側に示した。耐震基準を満たしていない鹿島、鹿西庁舎は取り壊す意向。これまで統合を訴えていた町側が分庁舎継続を支持することになり、大きな方針転換となる。(中川紘希)

 庁舎統合を巡っては、町側はこれまで試算で最も安かった旧鹿西中を増改修し統合庁舎とする案を主張する一方、議会側は昨年十一月に町中心部にあるラピア鹿島を使い駐車場に新庁舎を建設することを提案していた。

 これを受け町側は今回、議長を除く全町議が参加する庁舎統合建設特別委員会で、各案の工事費の試算を発表した。旧鹿西中の一部を改修し鹿島、鹿西の担当課を移し、鳥屋庁舎とラピア鹿島はそのまま残す新しい案では、七・七億円になると説明。議会側の案では二五・三〜二六・二億円にのぼり、町側の従来の案の二十二億円から大幅に圧縮できると伝えた。

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 これまでの主張を変えた杉本栄蔵町長は、新しい案について「町の財政も厳しくなっているが、この案なら費用が安く、空き施設の利活用にもなる」と語った。議会側に六月議会までに結論を出すことを求めた。

 これまで町側は業務効率化や施設の維持管理費削減を訴え庁舎統合を検討してきたが、町担当者は「町の貯金である財政調整基金が近く底を突くとみられる。危機的な状況で、大きな費用で新庁舎は造れない」と理解を求めた。

 委員長を務める作間七郎町議は「あれだけ統合すると言っていたのに、今になって変わるとは。早く提案してほしかった」と批判。後日委員会を招集し各委員の意見を聞く考えを示した。 

 

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