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元米海兵隊・ネルソンさん法要 平和への思い 後世に

戦争の害について語るアン・ライトさん(左から2人目)=加賀市山田町で

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 二〇〇九年三月に六十一歳で亡くなった元米海兵隊員アレン・ネルソンさん没後十年の追悼法要と講演会が二十五日、加賀市山田町の浄土真宗寺院光闡坊(こうせんぼう)であった。ベトナム戦争の従軍体験から戦争反対と日本国憲法九条の大切さを訴えたネルソンさんをしのび、県内外から二百人が参列。反戦平和への誓いを新たにした。

元米軍大佐ら講演 加賀で200人参列

 ネルソンさんは十八歳で海兵隊に志願入隊し、ベトナム戦争の最前線に十三カ月間派遣された。日本では一九九六年から二千回に上る講演をし、戦場での残虐な体験と憲法九条の素晴らしさを語り続けた。

 米国退役軍人らでつくる平和団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」メンバーが昨秋、ネルソンさんの墓がある光闡坊を訪れたことがきっかけとなり、講演会ではVFPメンバーで元米陸軍大佐のアン・ライトさんが登壇した。

 イラク戦争に抗議して米国務省を辞職したライトさんは、イラク・アフガン戦争では多くの米兵士が心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病を発症したと明かして「戦争は人命を奪い、情緒障害を引き起こす。いかに多大な害か」と厳しく指摘した。「平和はあなた自身から生まれる」と語ったネルソンさんの言葉を紹介した上で「彼のメッセージを若い人に伝えなければならない」と訴えかけた。

 VFPジャパン共同代表で元陸上自衛隊レンジャー隊員の井筒高雄さん、ノンフィクション作家で「九条の会」呼び掛け人の沢地久枝さんも講演した。(小室亜希子)

 

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