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犀星詩集 アクセサリーに 愛らしい豆本 身に着けて

手前左から、豆本のブローチとペンダント。奥はモチーフにした室生犀星の詩集=いずれも金沢市千日町の室生犀星記念館で

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 金沢三文豪の一人、室生犀星(一八八九〜一九六二年)の代表作「抒情小曲集」などの初版本をモチーフにした「豆本(まめほん)」のブローチとペンダントが、室生犀星記念館(金沢市千日町)から発売された。装丁を模した布地の表紙をめくると、紙のページに詩がつづられている。しおりひもや奥付(おくづけ)もある凝りようで、本好きのハートをくすぐる。(押川恵理子)

記念館が発売

 「抒情小曲集」(一九一八年)の豆本は縦四・五センチ、横三・四センチのブローチになった。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」の一節で知られる「小景異情(しょうけいいじょう) その二」「犀川」「時無草(ときなしぐさ)」の詩三編が初版本とほぼ同じ書体で収められている。

 「愛の詩集」(一八年)と「第二愛の詩集」(一九年)の豆本はそれぞれ落ち着いた赤色と、明るい青緑色のペンダントになった。どちらも縦三・八センチ、横二・九センチで、長さが調節できる革ひもがついている。

 アクセサリーを手掛けたのは、製本作家で「豆本工房わかい」代表の若井将代さん=金沢市四十万。「すべて美しい文で、きれいな情景が浮かんだ」と犀星の詩を味わい、楽しみながら作ったという。「ブローチはかばんや帽子、小物につけて出掛けてもらえたら。本好きの人と出会ったり、初対面の人と話すきっかけになれば」と願った。

豆本ブローチにつづられた詩を紹介する若井将代さん

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 記念館オリジナルグッズでは初めてのアクセサリー。「抒情小曲集」と「愛の詩集」が昨年に発刊百年を迎え、今年は犀星の生誕百三十年であることから記念に製作された。犀星の孫である室生洲々子(すずこ)名誉館長は「思っていた以上におしゃれに仕上がった。自分で装丁もしていた祖父も満足しているのではないでしょうか」と語った。

 ブローチは千二百円、ペンダントは千五百円(いずれも税込み)。(問)室生犀星記念館076(245)1108

 

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