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SK新研究を住民に説明 重金属使用、内容や安全性

新しい研究を説明する中畑教授=飛騨市神岡町で

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 東京大宇宙線研究所は十一月三十日、飛騨市神岡町のスーパーカミオカンデ(SK)に重金属「ガドリニウム」を溶かして行う研究の内容や安全性を説明する講演会を、同町公民館で開いた。

 新しい研究では、太陽より八倍以上重い星が一生を終える際に起こる超新星爆発で発生するニュートリノの世界初観測を目指す。通常のニュートリノをSKで捉えても一回の発光しか観測できないが、新しい研究では、超新星爆発由来のニュートリノがガドリニウムと反応して二回光る特徴を観測する。

 宇宙誕生以来無数に起きている超新星爆発由来のニュートリノは現在も宇宙空間を漂っているとされ、観測できれば原始の宇宙の仕組みに迫ることができるという。

 同研究所副所長でSK実験代表者の中畑雅行教授が講演。五万トンの純水中に0・1%のガドリニウムを溶かすため、水漏れ対策の改修をし、緊急時にはガドリニウムを回収する装置を設置したことを説明した。

 中畑教授は「宇宙の元素合成の謎に迫りたい。ガドリニウムを安全に取り扱うので理解と支援をお願いしたい」と話した。

 (瀬田貴嗣)

 

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