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岐阜

各務原に規格外野菜使う農家レストラン 「ホカルノコーヒー」

「ホカルノコーヒー」を開店させた林さん=各務原市鵜沼西町で

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 各務原市の農業をPRし、地元野菜に親しんでもらうレストラン「ホカルノコーヒー」が、同市鵜沼西町にオープンした。運営する農業生産法人「フォレストファーム」の林亮輔社長(37)は「農作物の旬や、野菜の楽しみ方を知るきっかけの場所にしたい」と意気込む。

 フォレストファームは、市特産のニンジンなど根菜類を中心に生産。見た目が悪く市場に出荷はできないが、味には問題ない規格外野菜を生かそうと、加工食品製造など六次産業にも積極的に取り組んできた。店名の「ホカルノ」も、捨てるものを意味する「ほかるもの」から命名した。

 「自分で育てた作物を調理して提供するのは、コスト的にも無駄がない。農家がレストランを営むのが、一番の六次産業になる」と林さん。ランチメニューには「農家の気まぐれ」の文字がいっぱいだ。サラダや小鉢、汁物に使う野菜は、自前の農場で収穫したものを中心に使うため、季節や天候で内容が変わり、“一期一会”のメニューを楽しめる。

 店内には直売コーナーもあり、取れたての野菜やニンジン入り炊き込みご飯「金魚めし」のもとや、ニンジンドレッシングなど同社の商品が並ぶ。今後は近隣の農業者にも出品を呼び掛け、生産者を紹介するブースも設ける予定だ。

 林さんは「農業者には、自己PRが苦手な人も多い。各務原でどんな人が、どんな野菜を作っているか、多くの人に知ってもらう拠点にもしたい」と話す。営業時間は午前八時〜午後六時。(問)ホカルノコーヒー=058(372)9500

 (大山弘)

 <六次産業> 一次産業である農林水産物の生産者が、加工(二次産業)、流通・販売(三次産業)まで担い、商品の付加価値を高めて収入を増やすこと。六の数字は、各産業の数の掛け算の積を表している。

 【土平編集委員のコメント】 今日紹介したのは、岐阜県各務原市や岐阜市などを対象にした岐阜・近郊版の記事です。食べられるのに食べ物が捨てられる「食品ロス」は世界的に問題になっています。流通、小売りなどさまざまな場面で発生しますが、見た目が悪く市場に出荷できない規格外野菜は、捨てられてしまうなら生産場面での「食品ロス」です。そんな無駄をなくしたいと各地でさまざまな取り組みがあり、「ホカルノコーヒー」も試みの一つです。内容を限定せず、いろいろな野菜を使える「農家のきまぐれ」も、遊び心があって楽しいアイデアです。

 

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