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中世の「城ケ平城跡」と登録 大垣・上石津多良の里山の一部

城ケ平城跡の概要図

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 山城の可能性があるとして専門家による調査、検討が進められていた大垣市上石津町多良地区の里山の一部が、中世の城跡であることが分かり、「城ケ平城跡」として県の資料に登録された。広さは南北約70メートル、東西約65メートルで、土塁や堀のほか、城の入り口「虎口(こぐち)」などの遺構を確認。詳細な築城年や築城主は不明だが、地元住民らは戦国時代の武将、明智光秀ゆかりの「多羅(たら)城」の可能性があるとしてPRに力を入れていく。

 城跡は、多良小学校にほど近い「城ケ平」という場所にあり、元々、城跡との伝承もあった。城郭に詳しい滋賀県立大の中井均教授が二月に現地調査し、検討を重ねた結果、堀と土塁で囲まれた中世の城跡と判明。八月に県の遺跡地図及び台帳に登録された。

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 中井教授の地元向けの報告によると、戦国時代後半の城跡と考えられるが、伝承も残っていないため、緊急的、臨時的な城だった可能性もあるとしている。

 一方、住民団体「上石津まちづくり協議会」は、城跡につながる歩道百六十五メートルを、県の補助で整備。二十日にあったウオーキングイベント「多良歴史ウオーキング」(多良地区社会教育推進委員会、多良歴史同好会など主催)では、城ケ平城跡などを巡るコースに六十人が参加し、ボランティアが城跡を案内した。

城ケ平城跡を巡るウオーキングの参加者=大垣市上石津町宮で

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 上石津町出身で、同窓会に合わせてイベントに参加した愛知県稲沢市の主婦山内敬美さん(69)は「町にこのような場所があり、明智光秀に関連していると聞いて驚いた」と話した。

 来年には明智光秀を主人公にした大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」が放送される。まちづくり協議会のメンバーたちは「新たな魅力ができた。中世の城跡としてPRを進め、多くの人に上石津に訪れてもらいたい」と力を込めた。

 (生田貴士)

 

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