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岐阜

飼い主と縁結ぶ「保護猫カフェ」 可児に10月開設

保護猫カフェの開設作業を進めている市川さん=可児市下切で

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 飼い主がおらずボランティア団体などに保護されている猫と新しい飼い主とをつなぐ出合いの場として、可児市下切の市川智恵美さん(35)が十月下旬、自宅で「保護猫カフェmoff moff」をオープンする。インターネットで資金を募るクラウドファンディングで、改修費用の一部を集めている。

 市川さんは土岐市出身。子どもの頃から動物が大好きだった。動物関係の専門学校に通っていた十六年ほど前、猫カフェの存在を知り、さまざまな店を巡る中で保護猫カフェと出合ったという。

 多頭飼いの崩壊や犬の四倍ほどにもなる猫の殺処分数といった悲しい現実を知り、少しでも立ち向かおうと、会社勤めの傍ら猫を保護するボランティアの手伝いもしてきたという市川さん。保護活動に多くの労力や手間、資金がかかることを知った。「少しでもボランティアで活動する人たちの負担を減らしたい」と、自分で保護猫カフェを開くことを思い立った。

 開店も考慮して五年前に移住した自宅はJR下切駅近くの元理髪店の建物で、保護猫を含む三匹と暮らす。すでに猫カフェへの改修は始まっており、髪を切るスペースだった一階と和室の二階を猫と触れ合える空間に一新。洗髪台を猫用ベッドにしたり、和室の棚を猫が登って遊べる場所にしたりして、レトロな雰囲気に仕上げる予定だ。

 市内で初めて保護猫の譲渡に特化したカフェであることも特徴だ。可児市若葉台の「ねこハウス 空」をはじめ、土岐市や愛知県春日井市で猫の保護や譲渡活動をする団体と連携して保護猫を引き受け、店内で触れ合ってもらいながら飼い主を探していくという。十匹前後をカフェで保護する予定だ。

 市川さんは「猫と一緒にのんびりして、お客さんに落ち着いてもらえるカフェにすると同時に、猫と人をつなぐことで一匹でも多く幸せな子を増やせれば」と話した。クラウドファンディングは目標額七十九万四千四百円で、募集期限は二十日午後十一時まで。十一日午後三時現在で目標金額の55%に達している。寄付は専門サイト「Readyfor(レディーフォー)」から申し込むことができ、金額に応じてカフェ利用券やオリジナルグッズなどが贈られる。(問)市川さんのEメール=moffmoff.cat@gmail.com

 (織田龍穂)

 

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