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備蓄缶入りパンを2年たったら寄付 麗沢瑞浪高

缶にメッセージを記入する生徒=麗沢瑞浪高で

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 賞味期限が近づいた非常食用の缶入りパンを食料不足などで苦しむ人々に送る「救缶鳥プロジェクト」に麗沢瑞浪高校が取り組んでいる。生徒たちは災害への備えを意識しつつ、国際協力への理解も深めている。

 プロジェクトは、栃木県の製パン会社「パン・アキモト」が始めた。同社製の3年ほど保存可能な缶入りパンを、災害時に備えて購入者が保管。賞味期限を1年ほど残した状態で非政府組織(NGO)の国際飢餓対策機構(大阪府八尾市)を通じて、災害や紛争などで食料不足に陥った海外や国内の地域に送る。缶にはメッセージの記入欄があり、受け取った人々を言葉で励ますこともできる。

 同校は、退職した教員からの提案で、2017年からプロジェクトに参加。当時の1年生がメッセージを記入した缶は校内で備蓄していたものの食べる機会がなかったため、今月、機構に寄付すると同時に1年生150人分を新たに購入した。

 1年生たちは21日、映像や新聞記事でプロジェクトの経緯や趣旨を学んだ後、英語でメッセージを記入した。教員から「戦いを意味する『Fight』は使わないように」などと助言されたり、電子辞書で適切な言葉を探したりしながら、「Good luck(幸運を)」「We are friends(私たちは友だちです)」などと書き添えた。パンの試食もして、2年経過した缶とは思えないふんわりした食感に驚いていた。

 生徒たちは「非常時でもおいしく食べることは気持ちの面でもとても大切」「受け取った人が喜んでくれたらいい」などと活動を振り返った。この日メッセージを記入した缶入りパンは、食べなければ2年後に機構に寄付する。

 (斎藤航輝)

 

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