トップ > 岐阜 > 6月7日の記事一覧 > 記事

ここから本文

岐阜

不登校特例校、21年開校 岐阜市教委方針、県内2校目

不登校特例校の設置が検討されている旧徹明小の校舎=岐阜市金宝町で

写真

 岐阜市教委は六日、不登校の中学生が特別なカリキュラムで学ぶ「不登校特例校」を、二〇二一年四月に開校する方針を発表した。旧徹明小学校(金宝町)の廃校舎を暫定的に活用する。〇五年に文部科学省が制度化した特例校は、県内では私立西濃学園中(揖斐川町)に続く二校目で、公立では初めて。

 不登校特例校は、文科省が指定する。少人数指導や通常より少ない授業時間など、不登校生の学習進度や生活実態に配慮した教育課程の編成が可能になる。現在、全国には公私立合わせて十二校がある。西濃学園中は約三十人が通う。

 市教委の計画では、一七年三月に閉校した徹明小の跡地に、市立中学校の一つとして設置し、市内全域から約四十人を受け入れる。教職員はスクールカウンセラーなどの専門職を含め二十人程度を配置する。

 市教委によると、一六年度の市内の不登校の小中学生は五百五十九人に上り、増加傾向にある。百人当たりの不登校数は小学生が〇・七七人、中学生が三・七二人と、いずれも全国や県の平均を上回っている。

 徹明小は、児童減少で木之本小と統合し、一七年四月に徹明さくら小になった。市教委は跡地について、築四十年の現校舎が利用できる間は教育施設とし、その後は建て替えを含め小中一貫校の設置を目指す方針で地元と合意。特例校の設置は、この合意が前提で、今後、二十年間の活用策として期限を区切っている。将来的には、別の場所への移転も検討するという。

 早川三根夫教育長は「高校に進学させるのが目的ではなく、生きづらさを解消するための多様な学びの場として選択肢を示したい」と話した。今後、パブリックコメントや住民説明会を開き、文科省と具体的な協議を進めていく。

 (近藤統義)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索