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岐阜

初夏の訪れ、鵜飼い開幕

開幕に合わせてお披露目された新造船の「令和丸」=岐阜市の鵜飼観覧船乗り場で

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 岐阜に初夏の訪れを告げる鵜飼いシーズンが今年も到来した。十一日、今季の開幕を迎えた岐阜市の長良川鵜飼と関市の小瀬鵜飼。脈々と受け継がれてきた伝統漁は、令和の時代に新たなスタートを切った。

◆「令和丸」披露、岐阜・長良川鵜飼

 長良川鵜飼の開幕に先立ち、今季新たにデビューする十五人乗りの観覧船の進水式が、岐阜市の鵜飼観覧船乗り場であった。改元を記念し、柴橋正直市長が「令和丸」と名付けた。

 コウヤマキで造られ、全長九メートル、幅二メートル。浅井文彦副市長らが「末永く皆さんに愛してほしい」と船に取り付けられたネームプレートを除幕し、完成を祝った。代わりに四十人乗りの一隻を廃船とし、全四十五隻で一日に最大千百八十五人を受け入れる。

 安全祈願祭もあり、鵜匠や観光事業者ら約三十人が出席。岐阜観光コンベンション協会の広田孝昭副理事長は「長いシーズンの安全安心や、お客さんに満足いただけることを願う」と、漁の中止が相次いだ昨季からの巻き返しを誓った。

 長良川右岸にある長良川うかいミュージアムなどでは開幕に合わせ、あゆ雑炊が三百食限定で観光客に振る舞われた。

 (近藤統義)

◆鵜匠を間近に、関・小瀬鵜飼

 関市の長良川では小瀬鵜飼が開幕した。観客約八十人は、暗闇の中で鵜を操る古式ゆかしい漁法に見入っていた。十月十五日まで。

鵜をたくみに手縄で操る鵜匠=関市小瀬の長良川で

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 初日は今季の無事と盛業を祈る神事が執り行われ、鵜匠代表の足立太一さん(64)は「穏やかな気候が続くことを願い、鵜匠、船頭一丸で安全に運航したい」と話した。

 小瀬鵜飼の鵜舟と観覧船は手でこぐため静かで、ぎふ長良川鵜飼に比べて間近で鵜匠の技を見られるのも魅力。真っ暗な山あいにかいの音が響き、かがり火で照らされた幻想的な雰囲気の中、観客は鵜匠が手縄をたぐる様子に見入っていた。

 昨年は豪雨や台風で中止が続き、乗船者は前年比27%減の五千九百七十三人だった。今季は来場者のV字回復を目指し、駐車場新設やWi−Fi整備、キャッシュレス決済導入など利便性を向上させてきた。

 (本間貴子)

 

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