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「ちはやふる」の声であわらPR 市内14カ所に視聴スポット

ボイスパネルを視聴する瀬戸さん=あわら市のえちぜん鉄道あわら湯のまち駅で

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 競技かるたを題材にした人気青春漫画「ちはやふる」のテレビアニメ第三期放送を受け、あわら市は十二月一日、アニメとタイアップした新企画をスタートさせる。主人公・綾瀬千早ら主要登場人物十六人が、あわらの特産品や一押しの観光地を紹介するとり下ろしメッセージの視聴スポットを市内十四カ所に開設。国内外のアニメファンを呼び込み、あわらの魅力を強く印象付ける狙いだ。 

 あわら市は、千早と競技かるたを結び付けた幼なじみ「綿谷新(あらた)」の故郷に設定され、ファンにとっては聖地。市は二〇一四年度から、ちはやふるを軸に各種まちおこしイベントを展開し、一七年度からまち歩きに注力した。今回も相乗効果を狙ったメッセージ企画だがメンバーは林原めぐみさんや中井和哉さんら売れっ子ぞろいだけに調整が難航し、すべての収録が終わったのは一カ月ほど前だった。

 あわら温泉、とみつ金時、北潟湖、金津祭−。それぞれが自慢の声で、アニメの見どころを交え、あわらで行ってみたい場所ややってみたいことなどを話す。各二十〜三十秒。視聴スポットの目印はキャラクターを描いたA2サイズのボイスパネル。JR芦原温泉駅や吉崎御坊蓮如上人記念館などに置く。設置場所の詳細は各スポットで地図を配布するが、どこで誰のメッセージが聴けるかはお楽しみという。

 二十八日は千早役の瀬戸麻沙美さん(26)=埼玉県出身=が、えちぜん鉄道あわら湯のまち駅を訪れて試聴。新のメッセージを楽しんだ瀬戸さんは「ヘッドホンで聴くので、より耳元から聞こえてくる感じ。新が近くにいて話し掛けてくるようだった」と声を弾ませた。

 二一年三月末までの設置期間中は、二〇年五月の東京五輪・パラリンピック共催プログラムに採択された「2020 インターナショナル小倉百人一首かるたフェスティバル」と第五十二回全国競技かるた女流選手権大会の同時開催というビッグイベントが控える。佐々木康男市長は「これだけ豪華声優陣が協力した企画は日本初」とアピールし、まちおこし効果に期待を寄せた。

◆綾瀬千早役の瀬戸麻沙美さんインタビュー

 千早役の瀬戸麻沙美さんにとって、2011年に放送が始まったちはやふる第1期は主演初作品。あわら市が14年度から仕掛けるまちおこしイベントには毎年欠かさず足を運ぶ。福井では11月に始まった第3期やあわらへの尽きない思いをあわら市伝統芸能館で聞いた。

 −六年ぶりの千早役は。

 「期間が空き、プレッシャーや不安もあった。実際にアフレコ(録音)が始まると、最初はもやもやしたが、三話ぐらいで感覚を取り戻せた。収録が始まると一気に集中する熱量が強い現場で、皆がチームという感じ。休憩中は原作本を片手に、先輩たちとこの先の展開や演じる際の心情を話し合っていた」

 −第三期の見どころを。

 「今回は試合がとても多い。中でも(千早、新と幼なじみの)太一が千早と公式戦で激突する。クイーンを再度目指す猪熊六段の登場など、千早を囲む周りの大人たちのドラマも丁寧に描かれているので注目して。あわら市はあわら湯のまち駅が登場する。福井弁も流れるので、せりふや音であわらが舞台になったと感じてもらいたい」

 −あわら市の思い出は。

 「ちはやふる愛にあふれたまちだなと思う。思い出はいっぱいあるが第三期の放送決定はあわらで発表した。その時のファンの皆さんのうれしそうな顔、感極まって涙を流しながら『やったー』って喜んでくれた顔が印象的だった」

 −海外ではアニメがきっかけで競技かるた人口が増えているようだ。来年五月には海外選手もメッセージを視聴するかも。国内外のファンにひと言。

 「ちはやふるに出合い、競技かるたを楽しんでくれる人が増えることはとてもうれしい。あわらに来たら食に魅了されるんじゃないか。おいしいものがたくさんで、私はおろしそばが好き。日本酒もおいしいし、メロンもお薦め」

 (北原愛)

 

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