トップ > 福井 > 9月11日の記事一覧 > 記事

ここから本文

福井

北陸新幹線のレール第一陣が県内に 敦賀港で陸揚げ

船からクレーンで陸揚げされるレール=敦賀市の敦賀港で

写真

 2023年春の北陸新幹線金沢−敦賀開業に向け、県内区間に敷かれるレールの陸揚げ作業が10日、敦賀市の敦賀港で始まった。土木工事に続く軌道工事の第一歩で、新幹線建設は新たな段階へと入った。鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は20年4月にレールの敷設に取り掛かり、22年3月までの工事完了を目指す。

 レールは一本当たり長さ二十五メートル、重さ一・五トン。鉄道・運輸機構の委託を受けたJR西日本が日本製鉄に発注し、北九州市の同社工場で製造された。レールを積んだ貨物船は八日午前に同市を出発し、九日夕に敦賀港へ到着した。第一陣では新北陸トンネルの一部に使われる千本が二日間かけて陸揚げされる。

写真

 初日は作業員がクレーンを操作し、レールを船から陸上のトレーラーへと移していった。一九年度は二十日に追加の千本が届く。レールは敦賀港に仮置きされ、十二月上旬から新北陸トンネル大桐工区(南越前町)近くの軌道基地に運び込まれる。

 県内の工事延長は七十四キロ余りで、一万三千三百本のレールが必要になる。越前市以南の工区は敦賀港で六千七百本、鯖江市以北の工区は十月から坂井市の福井港で六千六百本がそれぞれ陸揚げされる。金沢−敦賀の石川県内区間は、昨年九月に金沢港で陸揚げが始まった。白山総合車両所−福井県境の四十キロで計七千三百本が使われる。鉄道・運輸機構大阪支社福井鉄道軌道建設所長の今井正樹さん(40)は「レールを見て、いよいよ軌道工事が始まるという実感が湧いてきた。所定期間内に工事を終わらせ、必ず二三年春の開業に間に合わせたい」と話した。

 金沢−敦賀間の建設費は一兆四千百二十一億円。現在は高架橋などの土木工事が進む。今後は軌道などの設備工事も本格化し、試運転を経て開業に至る。

 (山本洋児)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索