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<夏に懸ける球児へ> 日本ハム・平沼翔太選手(21)

◆「開き直り」意識変わる

「2軍での積み重ねが1軍でも生きている」と話す平沼選手=千葉県鎌ケ谷市のファイターズ鎌ケ谷スタジアムで

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 第101回全国高校野球選手権福井大会に合わせ、福井ゆかりで今季、ブレークしたプロ野球選手に話を聞く。初回は北海道日本ハムファイターズの平沼翔太選手(21)=敦賀気比高出身=だ。昨季まで3シーズンで1軍では通算11試合の出場にとどまっていたが、今季は38試合で打率2割6分1厘。どう殻を破ったのか。(聞き手・籔下千晶)

 −今季は一軍でも素晴らしい成績。三塁手としての好守備も光っている。

 まだブレークしたとは思っていない。二軍で土台を作り、まずまずの成績を残したので一軍に上げてもらえたのかな。一軍では、積み重ねたことをそのまま発揮できている。

 高校まで投手だったが、ドラフトでは内野手での指名。入団してから遊撃手の練習を始め、素人なのに一年目から二軍の試合に出させてもらっていた。でも試合に出てもミスばかり。最悪だ、野球をやめたい、と思った時もあった。

 ただ、小さい時から親しんできた野球で後悔したくなかった。やることをやってクビならそれでいい、と。ある意味で開き直りだが、練習を続けることで意識も変わってきた。最初はミスしたくない、それからもっとうまくなりたい、一軍で戦うには、という風に。上達するとともに、充実感を覚えるようになった。今は一軍で勝ち続けたい、と考えている。

 −守備上達への道のりは平たんではなかった。

 一年目は、午前中に二軍の練習、午後から試合。試合後に一時間半ほど守備練習、夕食後に打撃練習とウエートトレーニング。守備練習はステップやゴロ捕球などの基本に毎日取り組み、きつかった。二年目からは少し量を減らしたが、苦しかった経験が今に生かされている。

 −高校時代に培われたことで今も役立っていることは。

 高校では、フォームなどを自由にやらせてくれたので、どうしたらうまくなれるのかと自分で考えたが、監督にも話を聞いたりして情報を集めた。今でも先輩の練習を見たり、積極的に質問したりする。常に考えながら練習する、という習慣が役立っている。

 −今後の意気込みを。

 六月十五日の試合で左足に死球を受けて登録抹消されたので、今はけがを治すことに専念している。けがをする前よりパワーアップして、一軍で必ずレギュラーを取る。アピールしていきたい。

 −夏の高校野球県大会が始まる。ふるさとの球児にメッセージを。

 母校が優勝してほしい気持ちもあるが、もちろん全ての球児に頑張ってほしい。福井の代表校が甲子園で再び優勝する姿を見たいです。

 <ひらぬま・しょうた> 中学生の硬式野球チーム「オールスター福井」を経て敦賀気比高に入学。エースとして活躍し、2014年夏の甲子園ではチームをベスト4、15年春の甲子園では北陸初の優勝に導いた。同年ドラフト4位で日本ハムに入団。右投げ左打ち。福井市出身、21歳。

 

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