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足羽川ダム来夏着工へ 国交省、20年度政府予算に盛り込む

 二〇二六年度に完成予定の足羽川ダム(池田町)について、国土交通省が二〇年夏ごろから、本体工事に着手する方向で調整していることが分かった。国交省近畿地方整備局が十七日、二〇年度政府予算の概算要求に事業費を盛り込む方針を明らかにした。

 国交省近畿、北陸両地方整備局が一九年度の直轄事業を杉本達治知事に説明する会議が県庁であり、黒川純一良・近畿地方整備局長が報告した。会合は冒頭を除き非公開。終了後、国交省足羽川ダム工事事務所の担当者らが説明した。

 足羽川ダム建設は現在、本体工事のため部子川の流れを一時的に変える「転流工」の工事などが進む。国交省の研究機関が二月、現地の地質などを調べ、設計通り工事に入れることを確認したという。

 転流工の工事は一年後に終わる見通し。その後、ダム本体の基礎掘削が始まり、順調にいけば二四年度末に本体工事が完了する。二五年度はダム本体の強度を確認する「試験湛水(たんすい)」が予定されている。

 県などによると、足羽川ダム建設の総事業費は九百六十億円。一八年度末の工事進捗(しんちょく)率は、事業費ベースで46%となっている。

 一方、政府が二〇年度までに七兆円を投じて重要インフラの防災対策を進める「防災・減災、国土強靱化(きょうじんか)のための三カ年緊急対策」では、九頭竜川や北川の河道掘削を予定していることが報告された。人手不足対策として、工事発注時期の平準化などで予算執行に努めるとの考えも示された。

 (山本洋児)

 <足羽川ダム> 洪水調節が目的で、平常時は貯水しない流水型ダム。池田町の部子川で建設が進む。総貯水容量は2870万立方メートル。本体は高さ96メートル、幅460メートルと、流水型としては国内最大級になる。

 

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