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ペアのコウノトリ、雄が雌を威嚇か 越前市、ひなの成長に影響懸念

1羽だけでひなに寄り添うたからくん=越前市安養寺町で(同市提供)

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 越前市安養寺町で営巣している国の特別天然記念物コウノトリの野外ペアに県内で55年ぶりとなる自然繁殖でのひな誕生が確認されて以降、ペアで子育てをしている様子が見られていない。雄が雌を寄せ付けない行動を取り、ひなの成長への影響が懸念されている。住民らは見守るしかなく、「早く仲良くなって」と関係修復を願っている。

 コウノトリ見守り隊のミーティングが十六日夜、同市都辺町のしらやまいこい館であり、市の担当者が説明した。越前市で放鳥された雄の「たからくん」と兵庫県で生まれた雌の「みやび」のペアは現在、たからくんだけが子育てをしている状態で、みやびが近寄ると威嚇し追い払っている。

 兵庫県立コウノトリの郷公園によると、こうした行動は過去に他のペアでも見られ、原因は分かっていない。たからくんが餌を求めて巣を離れるとひなが取り残され、カラスなどに狙われる危険性がある。

 ただ屋外繁殖の場合、ひなの成長は自然に従うことが原則。捕獲や餌やりはできず、見守るしかないため住民らは気をもんでいる。市は同公園に対応を相談している。

 ミーティングでは、営巣している人工巣塔周辺の通行規制についても協議した。現在は、付近の農道を使用せざるを得ない人や関係者以外は半径百五十メートル以内の通行を規制しているが、拡大を求める意見も出た。

 (中場賢一)

 

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